2019年06月17日

水玉ハニーボーイ(10)(小冊子付き特装版)

水玉ハニーボーイ 10巻 小冊子付き特装版 (花とゆめコミックス)
水玉ハニーボーイ 10巻 小冊子付き特装版 (花とゆめコミックス)

水玉ハニーボーイ 小冊子付き特装版 10|白泉社

ちょっと最高の展開すぎた。特に特装版の小冊子。ふたりの結婚式の様子が、シリーズ集大成としての笑顔と幸せに満ちたハッピーエンド感をこれでもかと感じさせられて。ここまで読めてよかったって幸福感にひたらせてくれること。

仙石さんのプロポーズ、ほんと最高でした。ありがとうございます。ありがとうございます……。プロポーズはやっぱり仙石さんからになるのねというというところではあったけど、藤君からのプロポーズを真顔で断りまくったうえで仙石さんのほうから突然持ち出してくるのが、もう、最高にドキドキさせられてずるい。事前に特装版の情報を知ってたから予約して手に入れることができたけど、正直これなしでシリーズ読み終わった気にはなれたかはわりと微妙な気がする。それくらいに素晴らしい小冊子であった。カバー絵も通常版とは違ってて、個人的にはやっぱりドレスを着るのは藤君でないとというところ。

いやもう本当に最高のハッピーエンドでした。どこを見回してもカップルだらけで、祝福したくなるような幸せな空気感が半端ない。筆頭は当然に藤君と仙石さんだけど、更ちゃんと乃木先輩も、ヘタレな先輩を押しきってついにという感じがすごくいい感じの雰囲気でしたね。一華さんもかわいかったし、そのお子さんたちもかわいらしかったし。最高の満足度。

そして自分がこのシリーズを気に入って読んでた目的である仙石さんに関していえば、柱でもいわれてましたが、変わりましたよね。1巻のころと比べれば。

当初の仙石さんといえば誰に頼らずとも生きていけそうな強さがあったというか、そのうえでさらに強くあろうとしてた感じがあって。けれどそれは触れれば斬れてしまいそうなというか、誰にも隙を見せない、見せられない強さでもありました。まあそれがかっこよくもあったんですけど。

けれど、めげない藤君のアプローチを何度も受け、構いたがりな藤君にあれこれとお節介を焼かれ、藤君を通して恋愛に限らない好意や愛情にあふれた人たちに囲まれるようになって。すっかり雰囲気やわらかくなりましたよね。かっこいい姿が見られる機会が減るのは残念でもあったけど、その分、ここぞというときに見せてくれるイケメンぶりはより凝縮されて濃度が上がっている感もあって。この巻でも王子さまぶりは、やっぱりかっこよかったですね。

そして、シリーズ後半になるにつれて、まっすぐな好意を向けてくる藤君と接しているうちに、仙石さんも恋する気持ちを知るようになって。藤君にだけ向ける、仙石さんの恋する女の子の顔。9巻のような慣れないとまどい混じりではない、この巻の自然体で恋心が表れた表情。とてもとてもかわいかったです。シリーズ途中で家の事情なんかも明かされたりもしてたので、そんな表情が見れるまでになったのが本当にうれしくて。

ああもう本当に完結なんだなあと、なんだか寂しくもなってくるくらいに大団円なラストでした。少女マンガを読みだしたのってここ1、2 年くらいじゃないかと思うんですけど、そのなかでもほんとに最初のころから読んでたシリーズが、ここまで万感なラストを迎えてくれて、もううれしくて幸せで、どうにかなってしまいそうというか。

ともあれ、オネエ男子と侍女子によるラブコメ少女マンガ、これにて完結。最後までとてもおもしろかったので、気になる方はぜひこの機会に、一気読みしてみてはどうでしょうかというところ。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 03:16| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月13日

あの人の胃には僕が足りない(3)

あの人の胃には僕が足りない(2) (モーニングコミックス)
あの人の胃には僕が足りない(2) (モーニングコミックス)

『あの人の胃には僕が足りない(2)』(チョモラン)|講談社コミックプラス

そうですよ! まごうことなきラブコメですよ!(某セリフに対して)

好かれたいと思う男の子がいるものの、人間のフリをしているにすぎないワタリだからこそ、人間的でないことをおそれずにはいられない。人間から見ておかしなところを知られて嫌悪感を抱かれてしまうことをおそれずにはいられない。

けれど、そんな不安を抱える満腹先輩の様子は、好きな男の子に嫌われてたくないと願うかわいい女の子の姿でしかなくて。それどころか、恋する少年フィルターのかかりまくった舟次くんからしてみれば、そんな満腹先輩の姿は、ドキドキしすぎてどうにかなってしまいそうなほどに、余計に好きな気持ちが高まってわけがわからなくなってしまいそうなほどにかわいい姿でしかないんですよね。

だから、不安を抱える満腹先輩に、思いっきり照れながら自分の気持ちも添えて、おかしくなんかないとまっすぐに伝えずにはいられない気持ちになるんですよねという。そして、そんな舟次くんだからこそ、人間のなかで生きるワタリである満腹先輩も心を許したふにゃりとした笑顔を見せることができる。

このふたりだからこその、好きな気持ちが溢れだして止まらなくなってくるような素敵な関係。すごくいい関係ですよね。大好きです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:10| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月08日

十三歳の誕生日、皇后になりました。

十三歳の誕生日、皇后になりました。 (ビーズログ文庫)
十三歳の誕生日、皇后になりました。 (ビーズログ文庫)

十三歳の誕生日、皇后になりました。 | 書籍 | ビーズログ文庫

シリーズ本編ともいえる『茉莉花官吏伝』のほうは未読。とはいえこちらはこちらで独立した話なので問題なく楽しめました。

十三歳の誕生日、莉杏は皇帝に後宮入りを願い出にきたはずが、現れたのは皇位を乗っ取ったばかりの皇子・暁月という男で、という話。

わけもわからないうちに皇后として簒奪の共犯者のようにされてしまった流れを思えば、いかにも暁月が悪人のようなんだけど、莉杏の
目を通してみると、露悪的ではあるものの悪人には映らないんですよね。それどころか、理解者に乏しいなかで誰よりも真剣に国の行く末を案じている人物ではあるようで。究極の悪行である簒奪も、そこに起因するものであるらしい。

らしいというのは、この話の主人公である莉杏がまだ十三歳になったばかりの少女であることもあって、そこまで権力闘争の深層を理解してはいない語り口になっているからであって。暁月をはじめとした周囲もあえて子どもにそんな汚い世界を見せないようにしてる部分もあるんでしょうけど。

それに象徴されるように、莉杏の長所は利口さではない。むしろ彼女の美点は、先入観を抱けるほどの知識もないことからくる素直さであって。皇后の夜の務めは文字通りにいっしょに寝ることであるなんていわれて、気合い十分で湯たんぽ代わりにされてる様子なんて、悪意からどこまでも距離を置いていさせたくなるほどの無邪気さの塊ぶりであることでしょう。あちこちに確執が渦巻いているらしい暁月の周りにおいて、莉杏がどれほど人の善意を思い出させてくれる存在であることか。

それに加えて、莉杏の美点は一心な健気さにもありまして。暁月って、露悪家だし、出会いは一方的に巻き込まれるような流れではあったけど、根っからの悪人ではないんですよね。それどころか、自分の都合で巻き込んだ莉杏のことを誰よりも気にかけている。莉杏のほうでもそんな彼の性質に気づけているからこそ、ほかでもない彼の皇后として、立派な女性になりたいという思いも抱けてくる。いい関係ですよね。

そんな莉杏が立派な皇后になるべくいくつかのステップが歩まれていくのがこの話だったともいえるでしょうか。章題が一問目、二問目となっているのに象徴されるように、この本の内容は莉杏が直面したいくつかの事件に答えを出していく話の流れ。出題者は暁月で、莉杏の側は考える役。結構重大な事件も起きるし、そもそも暁月としても莉杏が答えを出せるとは期待していない。子どもを寝かしつけるためのたわいもないやり取りのつもりだったはずなんだけど、莉杏ははりきって調査をして、先入観のなさから鋭い視点で答えに迫っていく。それと同時に、暁月を取り巻く周囲の情勢もだんだんとわかってきて、もっと立派になりたいという思いが強まっていく。暁月のほうでも、意外な活躍を見せる莉杏をだんだんと自分が巻き込んだ被害者としてではなく、隣にいる者として誇らしく思う気持ちが芽生えてくる。本当にいい関係ですよね。

特に最後のやりとりはすごく素敵で、ぜひともそうなったふたりの姿を見てみたいなあと思わされずにはいられませんでした。その過程も含めて、もっともっとふたりが互いにどんな成長を見せてくれるのか、見てみたくなるふたりではありますね。

そんな期待に応えるわけではないですけど、あとがきによると、このふたり、本編の二巻以降に登場しているようで。しかも、時系列的にはこの本の後のふたりであるようで。これはもう読まないわけにはいかないでしょう。そんな気持ちにさせてくれる一冊でした。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 02:34| Comment(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月06日

傭兵王の不器用な執着 買われた王女は愛を知る

傭兵王の不器用な執着: 買われた王女は愛を知る (ティアラ文庫)
傭兵王の不器用な執着: 買われた王女は愛を知る (ティアラ文庫)

傭兵王の不器用な執着 買われた王女は愛を知る |ティアラ文庫

傭兵から成り上がり、王を弑して簒奪を果たした隣国の傭兵王イザークと、叔父王に冷遇され従妹の身代わりのようにして彼のもとに嫁ぐことになった王女オリアーナの話。

叔父王に疎ましがられながらも、なかば閉じこめられていた神殿では聖女として、差し出された嫁ぎ先では王族出身の王妃として、期待される役割を果たそうとつとめるヒロインの姿が好印象な話でした。

叔父王の浪費によって乏しくなった国庫の援助の対価として、まさに差し出されるようにして嫁がされたことからはじまった関係。一方のイザークとしても、成り上がりの傭兵王から隣国の伝統ある王国から王女の嫁ぎ先として認められるほどの地位になったことを対外的にアピールすることを目的とした婚姻であり、結婚したという事実以外に求めるものはなかったはずなんですよね。当初のふたりの関係としては。

けれどそんなふたりの関係をさらに広げていくことにつながったのは、ひとつには、報われずとも王女としてのつとめを果たそうとするオリアーナの王女としての責任感によるものであり、またそうした彼女だからこそ、自然と周囲の人たち(イザークも含む)を味方に変えてしまう、助けてあげたいと思わせる魅力があったのであり。

資金援助の対価として嫁いだ先で、愛し合える人に出会い、王族として・王妃として、自分らしく活躍できる場を見いだし、望まれる居場所が作りだされていく。やさしい物語ですね。

その一方で、この作品はティーンズラブ小説なのであって。そういう場面ももちろんあるんですが、これがまたいいものだったのでして。

ヒロインのオリアーナ。責任感のあるまじめな聖女として育っただけあって、そちら方面の知識は基本的に乏しいんですね。自身の裸を見られることには羞恥を覚えるけれど、行為そのものについてはよく知らないものだから、快感を表すことにはとても正直だったり、いやらしめな行為もそれが普通だと言われれば疑わしく思いつつもしっかりやってしまったり。無知ゆえのアンバランスさがいやらしさを引き立てていてよいものでありました。まあ後々そのしっぺ返しをくらうことにもなってましたがそれはご愛嬌。

そしてお相手のイザークのほうも、そんなヒロインの素質を引き出すことが目的であるかのように、いじわるなことをしばしばしてくるんですよね。初夜から快楽にあえぐヒロインの姿を指摘する様子は言葉責めのようで、側妃を作られるのが嫌なら自身の体で俺を満足させてみせろとあおっていやらしく振る舞わせる様子は羞恥責めのようで。まあ半分くらいはイザークのほうも楽しんでた感はありますが、結果的にとてもいやらしい場面になっていていいものでした。

個人的には特に、ようやく打ち解けてこれたかという段階で、まだすっかり気を許しきれているわけではないだろう状態で、それでも気をやってしまいそうなほどの快楽であえがされながらもなんとか踏みとどまっているときに、望んでも叶えられずにいた王妃としての大役を与えると告げられた瞬間がお気に入りですね。快楽に流される一歩手前で必死に意識を保っているときに、その隙を突くようなうれしい知らせを死角から与えるひと言。そんなことされたら、うれしさでふっと気がゆるんで、そのまま洪水のような快感に足をすべらされて、わけもわからないほどの幸福感に包まれたまま意識失ってしまおうというもの。とても素晴らしい場面でした。合掌。

ともあれ、ティーンズラブ小説として、えろとストーリーが互いを引き立て合いながら、どちらもともに楽しませてくれる、政略結婚ロマンスでした。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 02:42| Comment(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月29日

100分de名著 2019年2月号 オルテガ 大衆の反逆 多数という「驕り」

オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)
オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)

100分de名著 オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 | NHK出版

闘いの場に身をおいた人物の言葉は重い。

言論によって内乱に向かう時代の潮流と闘ったスペインの哲学者オルテガ。代表作『大衆の反逆』を中心にしてまとめられるその考えは、過激な思想に流されるばかりの「大衆」、「大衆」とは違う存在を受け容れる思想としてのリベラル、自らを作りだす周囲の環境およびそれらを築きあげてきた死者たちへの意識、過激な変革に違和を抱く保守観など。全体として、初心者にもわかりやすい平易な解説書でした。

解説された彼の言論からは、多数派の独善に陥り暴走する大衆を止めようとして考えだされたのだろうレトリックがいくつも感じられた。その最たるものが「生きている死者」の考え方だろうか。なんの縁もない学者・政治家がなんやかんや言って通じなくても、血のつながった父祖を含めた死者たちの思いを想起させられることは、独善からの脱却をもたらすうえで効果を発揮しうる考えではあったことだろうと思う。とはいえ現実としては、暴力に訴えてでも自分たちの考えを押し通そうとする潮流を食い止めるにはいたらなかったわけだけれど。

けどそれでも、現在においてもなお見るべきところの多い人物であるように思われる。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:12| Comment(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月28日

進化は万能である 人類・テクノロジー・宇宙の未来

進化は万能である──人類・テクノロジー・宇宙の未来 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
進化は万能である──人類・テクノロジー・宇宙の未来 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

偉大な先駆者や計画的なトップダウンによるものではない、自然発生的な変化の積み重ねによってボトムアップ的に「進化」してきた人間社会の姿を様々な分野から描き出そうとする野心的な著述。

進化とはそれすなわち、累代的な変化の蓄積である。ドラスティックな変革ではなく、たとえそう思えることであっても、その瞬間だけを見ればそう見えるのかもしれないが、その変革を用意する背景が少しずつ準備されたうえでの最後の一撃が画期的な印象を与えているにすぎないとする。

筆者の主張によれば、歴史さえもが偉大なリーダーは単に時代の表象でしかないことになり、その登場を準備し台頭を支えた民衆たちこそが時代の「進化」のカギであったことになる。さらにいえば、変革の必要性が生じる社会的な状況さえ整えば、現在知られている偉大なリーダーがいなくても、別の人物が似たような事績をあげてのけただろうということもできる。それにしたがえば、いま現在のこの世界にいたる人間社会の発展は偶発的でありながら必然的でもあった、とでもなるのだろうか?

さすがに記述がさまざまな分野にまたがっているためか、多分に問題提起の度合いが高い箇所もありながら、興味深い内容だったとは思う。特に、上からの指導や計画によるものではない、社会のあちこちから自然発生的に現れた進歩の伝播・深化による、計画されたわけでもないにもかかわらずの効率的な発展システムの形成というのは、アメリカに代表される自由主義社会のダイナミックな発展のメカニズムを称揚し解き明かすためにこの上なく力強いメッセージであるように感じられた。

たいへん刺激的で、それゆえに面白い一冊であった。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 02:46| Comment(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月27日

アルバート家の令嬢は没落をご所望です(1)

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 1 (B’s-LOG COMICS)
アルバート家の令嬢は没落をご所望です 1 (B’s-LOG COMICS)

これはヒロインと従者の関係がいい感じですね。従者のほうが上下関係気にせずずけずけとものを言って、公爵令嬢であるヒロインはそれにあきれてときにクビにしたいと面と向かってこぼしたりしながらも、なんだかんだで気のおけない間柄のようなやり取りを楽しんでいる。傍から見ててとてもお似合いな間柄に思えるんですよね。身分的に本来許される関係でないことを除きさえすれば。

突然前世の記憶を取り戻したヒロインがゲームの世界云々いいだしたり、悪役令嬢らしく没落を目指すなんて気の触れたようなことをいいだすやいなや、頭がおかしくなったのかなんてツッコミを真正面から入れられるのって、どう考えても普通の主従のやり取りじゃないですよね。でもこれがまた息の合ったテンポでの言い合いになったりするから楽しそうではあることで。

そしてこの従者、抗うことなく悪役令嬢としての没落の道を歩もうなんてするヒロインに対して、一応ひき止めはするものの、そこまで強く反対したりはしないんですよね。お嬢が決めたことならば、よくわからないこだわりでも付き従うのみとばかり。それどころか、お嬢がその気ならば、しっかりお膳立てもしてあげようと、積極的に協力したりもする。

その裏にある異図はなんだろうかと思うところですけど、まあ、ラブですよね。お嬢が本来のゲームの「ヒロイン」にいじわるしたつもりがすっかり親切なお友だちと思われてしまってるのは生温かく見守りながらも、主と距離の近い「攻略対象」の男キャラが彼女ではない本来の「ヒロイン」との距離を縮めてるのをいい笑顔で見届けたり、傷つく役回りも進んでするお嬢を心配して挙動不審なくらいに気にかけてみたり。いいですよね。恋ですよね。

完全に身分違いの恋だけど、没落してしまえばそこは解消されるともいえるところ。とはいえそれはヒロインにとっては小さくない代償を伴うはずのもので。女主人と男従者のいい感じな関係の話ではありながら、不安と楽しみが同居する悪役令嬢タイプの物語。本来の「ヒロイン」も素直でかわいらしく、楽しみなシリーズですね。ただマンガの次は何か月後か。これはいっそ原作小説で読んでみるのもいいかもしれませんね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:59| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めて恋をした日に読む話(2)

初めて恋をした日に読む話 2 (マーガレットコミックス)
初めて恋をした日に読む話 2 (マーガレットコミックス)

初めて恋をした日に読む話 2/持田 あき | 集英社コミック公式 S-MANGA

順子先生、ふだん恋愛方面を筆頭に残念さを発揮しまくってるくせに、ときどき急にかっこいい大人な一面を見せてくれたりするからずるい。ギャップですごく心に響いてくるんだもんなあ。

失敗して情熱を見失っていたかつての優等生はからっぽの失敗した自分を知るからこそ次に見つけた機会に全力で取り組める。恋なんてしてる暇もないほど仕事に打ち込んでいたくなる。いいですよね。生徒の学習指導に一生懸命な順子先生、とても輝いてる。しかも、そんな一生懸命な姿にひかれて恋の予感もどんどん高まってきてる。雅志も仕事できる男としてバリバリかっこいいとこ見せてくれるようになってきたし、由利くんは年の差がもどかしいほどの一直線ぶりをさらに感じさせたくれるようになってきたし。美和じゃないけど、おもしろくなってきたとは思いますよねえ。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 17:21| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おっさん冒険者ケインの善行(1)

おっさん冒険者ケインの善行 1巻 (ガンガンコミックスUP!)
おっさん冒険者ケインの善行 1巻 (ガンガンコミックスUP!)

おっさん冒険者ケインの善行 1 | SQUARE ENIX

ヒロインたちのパーティー「高所に咲く薔薇の乙女団」、ここの女の子たちがワイワイしてる感じ、絵的にとてもかわいらしくていいですね。ワイワイしてる話題がだいたいおっさん絡みなのがなんではあるけれど、それはさておいても気持ちがあふれでちゃうタイプの女の子たちのもの思いぶりは見ていて本当にかわいらしい。そんな彼女たちにふり回されがちなリーダーのマヤさんには同情したくなる部分もあるけれど、その一方でそれをだしにして顔がよくてかわいい女の子たちをからかってお楽しみをしてたりとするようなので、これはこれで楽しそうではある。いいパーティーですよね。百合的な視点でとてもおいしいというか。まあ矢印が向いてる先はだいたいおっさんなんですけど。

そのほか、ギルドの受付嬢のおねえさんもアナストレアさんからやたらに敵意飛ばされてキレぎみな様子はおもしろかったし、孤児院のエルフお母さんも小さいころからケインを知るがゆえの成長しても親子な感じのやりとりがいい感じだったりと、少女組のにぎやかなかわいらしさに対して、大人組のおちついた包容力あるかわいさもなかなかいいものでした。女性キャラがだれもかれも魅力的なキャラばかりなんですよね。

これはなかなか楽しみなシリーズになりそう。次の巻も期待したいですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 15:38| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。―AΩ―(2)

即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。-ΑΩ- 2 即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。【コミック版】 (アース・スターコミックス)
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。-ΑΩ- 2 即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。【コミック版】 (アース・スターコミックス)

https://www.comic-earthstar.jp/detail/sokushicheat/

「……高校って思ってたより面白いところだったんだな」(P56)。

ホントだよ! 1巻の花川たち然り、この巻の橘も然り、こんな頭おかしい奴らが何人もいたら、そりゃ退屈しないわ。関わり合いにならない距離から眺めていられるかぎりにおいてだけども!

この世界に来てる日本人、本当にそろいもそろってろくでもなさすぎる。意味がわからなすぎてむしろ笑えてくるレベル。なんとも新感覚なおもしろさ。そしてそんな中で、いつもツッコミ心を忘れず楽しませてくれるのが壇ノ浦さんであり。まあ彼女の彼女でいろいろおかしいんですけど、周りのキャラが輪をかけて一般人から足を踏みはずしすぎてて相対的にまともに見えるという。ちくしょー!

ストーリー的にも、最終的にはやっぱり即死なんだけど、どいつもこいつもキャラが濃いから即死までの展開を楽しませてくれるんですよね。主人公は反則的なチート持ちなんだけど、敵対するキャラもたいがいバランスブレイカーなクラスのスキルの持ち主ばかりだから、油断はさせてくれない流れに仕立てられてるというか。いかに即死につなげるかの筋立てもなかなかおもしろいですよね。

ともあれ、今回もおもしろかったです。次の巻も楽しみ。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 02:04| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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