2017年07月14日

王子様の花嫁はじめました

王子様の花嫁はじめました (ティアラ文庫) -
王子様の花嫁はじめました (ティアラ文庫) -

なんというか、えろいことしてばかりだったような。いや、ティーンズラブ系だから、えろい要素があるのは承知のうえなんだけど、それにしてもふたりそろえばそういうことしてた以外の記憶がろくにないんですが、さすがにお盛んすぎじゃないですかね……。最初のほうはお相手の王太子バルドのほうから既成事実を作ってしまおうという思惑はあったものの、それ以降もすきあらば口づけたり、あちこち触ってきたり、そうこうしているうちに体を寄せ合って、最後にはたかぶった熱の求めるままになっていくのは欲望に忠実すぎませんかというか。あげくの果てには離れ離れになっても手紙でシルフィアにひとりでさせたりとか、もう完全に変態夫婦ですねとしか……。そんな手紙を書いてくるほうも書いてくるほうだけど、書かれている内容を思わずイメージして自分の世界に入っていっちゃうシルフィアもシルフィアだと思うんですがこれいかに。自慰場面にツッコミいれずにはいられないティーンズラブ小説とは。

とはいえ本作のいちばんの魅力は笑えるところではなくて、ふたりが会えば流れるようにはじまる官能場面のえろさでありまして。基本的にはバルドに流されるがままという感じではあるものの、甘やかしてかわいがったときのシルフィアはたしかにかわいいですし、無防備な体に愛撫がほどこされれば身も心もすぐにとろかせて自分から懇願しだす姿は、かわいすぎるからいけないという言い訳にならな言い訳にもうなずけてしまうものがあるわけでして。快感を教えこめば教えこむほどえっちに染まっていくヒロインはとてもそそられるものがありますねということで。

あと、なにげにヒロインの母親も結構キャラのたってる人でして。なまじ天才であるがゆえに努力する人の気持ちがわからないという本音をナチュラルに表す人で。そうでありながらも、高い身分となにをやらせても人より優れているというゆえをもってそんな態度も許されてしまうというとんでもない人で。対照的に努力の人だったという王妃との(王妃のほうが)額に青筋たてながらのやりとりは、メインふたりのわきでありながらそれ自体がじゅうぶん面白いかけあいになってもいて。これだけキャラがたってるということは前作で登場してたりするんだろうかと思いもしましたが、同レーベル内の著者の過去作のあらすじを見てみてもそれっぽい話は見当たらず。うーん。できればこのふたりの昔の話も読んでみたいと思わされるものがありますね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

平凡なる皇帝(1)

平凡なる皇帝 (サーガフォレスト) -
平凡なる皇帝 (サーガフォレスト) -

この主人公の女の子、面白い。まだまだ発展途上というか、どう伸びていくのかも予測のつかないほんの少女ではあるものの、ときおり非凡さの片鱗をうかがわせるものがある。その行く末を期待したいと思わせてくれる子じゃないですか。楽しみですね。まあ現段階では、知識も経験も足りない平凡な少女の域を出ないのではありますが。荒事を前にすると身がすくんでしまい、言ってることもころころ変わって何が彼女にとっての芯にあたる部分なのかよくわからない。けれどそれでも、ときおりなんの気負いもなくハッとさせられる言葉を口にすることがある。切羽詰まった状況になれば、大切な人たちのために勇気をふりしぼって行動することもできる。ひとつひとつはささいなこと。それでも、竜人族の皇帝の忘れ形見という出生のゆえに、その将来に期待してしまうものがあるんですよ。彼女の人の上に立つ者としての才能の片鱗にふれて、誠心誠意仕えていくことを決意する人も現れて、彼らに導かれていくこといなるだろうハルがどんな女性になっていくのかと考えると、楽しくなってくるじゃないですか。いまはまだ帝位を継ぐ気はないと言い張っているとはいえ、今後どんな経験を経てどんな思いを抱いていくことになるのか。楽しみですよね。

そしてハルの一の臣下、二の臣下みたいな感じになったクロナギ、アナリアが彼女に抱く思いについても。ハルの父、前皇帝に対して彼らが抱いていた感情と、それを裏返したような対照的な現状の彼らの気持ち。同性ならば敬意を抱きながらも親しみを覚えることができる、けれど異性となると敬意の中に慕情が混じり、自分だけを見てほしいという気持ちが芽生えてしまう。今はまだ表には出ないその葛藤が、今後のハルの道行きにどんな影響を与えてくるのかとかも、とても楽しみですよね。2巻が待ち遠しい。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月11日

ゴーストドラム

ゴーストドラム -
ゴーストドラム -
電子書籍版はこちらから→http://thousandsofbooks.jp/project/ghostdrum/

前半は基本的に救いはないという感じの話。助かってほしい、報われてほしいと思う人ほど図ったように死を迎えることになる展開。とはいえ、生者の世界と死者の世界すら行き来するのがこの世界の魔法使いであって。魔法の太鼓の音に乗せて、因果がめぐり結末をむかえるおとぎ話になっていて。生きた時代さえ違っていればこれほど不幸な目にあうひとたちもいなかったんだろうか。その後の彼らの幸せを祈りたくなりますね。

三部作の第一部ということで、今回の話の前日譚になるそうですが、第二部以降も読みたいところ。今作の邦訳は過去にも一度出ているらしく、とはいえ第二部以降は続かず、改訂版としての再挑戦というかたちであるとのこと。クラウドファンディングがはじまったらぜひ支援したいですね。

出版社のサイトはこちら→http://thousandsofbooks.jp/
ついでに、自分がサウザンブックスを知る経緯になった金原瑞人さん発行の翻訳小説紹介冊子BOOKMARKのサイトはこちら→http://www.kanehara.jp/bookmark/ (バックナンバーも公開されているので気になる人はぜひ)
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月07日

左遷も悪くない(4)

左遷も悪くない〈4〉 (アルファライト文庫) -
左遷も悪くない〈4〉 (アルファライト文庫) -

家族同士の交流で伝わるもの。実際に会ったことのない人のことでも、その話しぶりから伝わることは少なくない。今回はそれが過去のこと、ウリセスの子ども時代の記憶さえも塗り替えていく。灰色だった思い出が、なにげない会話から鮮やかに色づけられていく。すごい。すごいな、結婚生活って。過去さえも書き換えてしまう。厳格に育てられて家庭というものにあまり関心を抱かず育ってきたウリセスと、にぎやかな兄弟たちに囲まれて家庭的に育ったレーアという組み合わせだからこそというのもあるんだろうけど、それぞれの家のあり方というものがあって、そのうえでそれぞれの家で生まれ育った男女が結婚することで起こる化学反応をここまで素晴らしく描いてくれるなんて。本当にすごいと思ってしまう。父と子で、同じ家で暮らす家族としては言いづらいけど、結婚して家から自立していった娘には言えることもあったりして、家を単位とした家族形態はもう家それ自体がひとつの文化圏みたいなものだなあと思わせてくれる場面の数々が本当に素晴らしいこと。

ウリセスの家に出入りする人物として、元気印で弟思いのフィオレと気弱で賢い弟のコジモの姉弟がくわわって。さらににぎやかになりつつも、とてもいい雰囲気を感じさせる空間を楽しませてくれる一冊。とてもいい。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 03:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月19日

狂王の情愛

狂王の情愛 (ソーニャ文庫) -
狂王の情愛 (ソーニャ文庫) -

あ、これすごくいい。故国で冷遇されていた王女さまが人質に出された先の国の王子さまに気に入られて……というフォーマットをなぞりつつも、そこに暗い感情が入りこんで、ぞくぞくするような終盤の展開に仕立てられてて。こういうインパクトのある話、好きです。こんなかわいらしいイラストでほの暗いキャラの話を描いてくるんだから、それはもうギャップがすごいこと。途中までは、新天地で大切な人と出会って幸せになりましためでたしめでたしで終わる流れかと思ってたんですけどね。それには王子さまが過保護すぎたというか。いえ、このくらいの過保護はべつに珍しいものではないように思うので、むしろその過保護を大切に思われてる程度ですんなり受け入れてしまえた王女さまとの組み合わせの相乗効果でしょうか。幸せな箱庭にヒロインを閉じこめようとするヒーローは過保護の範疇だけど、そうとは気づかずに箱庭の中で幸せに過ごせてしまうヒロインはどこかに欠落があってやばいというか。むしろ物静かで聡明な王子さまが狂王になる原因はほとんどこの王女さまだったというか。多くを望んだわけでも、性格が悪かったわけでもないのに、それにもかかわらず王の臣下を恐怖に駆り立てる。これは傾国とかそういう類の女性でしょうか。いやおそろしい。でもいちばんぞくぞくさせられたのは、故国の父や異母姉たちに対する素直な気持ちがもれ出た瞬間ですね。いつも笑っていてほしいと亡き母から言われ、多くを望まないで生きてきた彼女の中に確かに育っていた感情。それを思うとなんともいえない気持ちにさせられること。そして、その気持ちを自覚したうえで、箱庭の愛に幸せを覚える描写がすごくよくてですね。このレーベルらしい愛のかたちだなあなどと、しみじみ思わせてくれる一冊でした。

あと、この流れでいうのもなんですけど、ヒロインが世間知らずなのをいいことにいろいろいやらしいプレイを覚えこませてる展開も、えろ的になかなかぐっとくるものがありましてですね。そういう面でもなかなかいいものでした。(いろいろ台無しになった感)
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

いじわる令嬢のゆゆしき事情 眠り姫の婚約

いじわる令嬢のゆゆしき事情 眠り姫の婚約 (角川ビーンズ文庫) -
いじわる令嬢のゆゆしき事情 眠り姫の婚約 (角川ビーンズ文庫) -

やばいやばいやばい。今回登場の新キャラ、めちゃくちゃかわいいんですけど。ちょっとこの子、全力でオススメしたい。

本作のヒロインであるイザベラを気に入って声をかけてくるクラウスの妹にして、前回では話の中心となったアシュトリーテのお相手であるエリックの異母妹の王女さま。その名もティアナローゼといいまして。今回の話の中心はこのキャラでありました。

前回のリーテの話のときもイザベラはいろいろふり回されることになりましたが、今回もその苦労人ぶりは相変わらずで。なんといってもこの王女さま、何度も印象が変わる人だったんですよ。前評判を聞くに病弱な深窓のお姫さまであるそうで、実際に会ってみた感じも、前評判にくわえてリーテと同い年の少女らしい元気さとイザベラに対するせいいっぱいの気づかいが感じられるばかり。イラスト的にわりと好みだったんで、これはなかなか期待のキャラですよと思っていたら、その後、実は性格悪いタイプだったと発覚する流れ。

その時点であとはぱらぱら流し読むだけかなーという気分になりかけたんですけど、でもそこからでした。このティアナローゼ、テレーゼ姫の魅力が現れてくるのは。それを引き出してくれたのはほかでもないヒロインのイザベラ。イザベラって、もとは貧乏男爵家の令嬢ですからね。イヤミな上流貴族の流儀には慣れないところがあっても、へこたれない打たれ強さと世話焼きな性格はほかの側付きにはない彼女ならではの持ち味であるわけで。そうして見えてきたテレーゼの素の姿は、他人に弱みを見せまいと強がってみせる、素直じゃないツンデレ少女であったという。なんだって……!? 性悪かと思わせてこのギャップ。その後もどんどんイザベラに気を許していく様子とか、最初は気難しがってた猫がなつくにつれて素直に甘えかかってくるようになる感じで、それはもうかわいいこと。この辺、イザベラって実家でもそうだったけど、お姉さん気質なんですよね。年下の女の子を守ってあげようとする感じ。そのことに喜びを見いだす姿。そしてそんな姿に心の壁が崩れていく展開。いいですよね。

けれど、そうしてイザベラに気を許したところで、フリッツを巡っては妥協しないのがティアナローゼ姫でもありまして。フリッツはイザベラを気にかけている、イザベラもフリッツのことを気にしている。そうはわかっていても、好きになった人にふり向いてもらうためにちょっとした策をめぐらす、貴族たちの上に立つ王女として身につけた女性としての流儀を駆使してフリッツに言い寄る、イザベラの足を引っ張ろうともする。どれだけイザベラに心を許しても、これだけは譲れない。だからこそ、持てるすべてをこの戦いに投入しようとする。そんな思いきった姿もたいへん魅力的でして。ツンデレさと性格の悪くもなれるところをあわせ持ったこの王女さまを、このうえなくかわいいと思ったのでした。

一方のイザベラの立場から見ても、お姫さまの側に勤めてみることで、上流貴族であるフリッツと貧乏令嬢育ちの自分のつり合いというものについて悩んでみたり、前回からの成り行きで気に入られてしまったクラウス殿下からのアプローチに心乱されたりと、とても気になる感じの三角関係ですごくよかったんですよ。全体的にどこをとってもいい雰囲気の話で、それだけにこの巻でシリーズ終幕というのがとても残念に思えてしまうこと。できればもう1,2冊くらい、この雰囲気を味わいたかった……。

とはいえそれは言ってもしかたがないことなので。なにはともあれ今回、ティアナローゼ姫をホントにオススメしたいですということで。ネックとしては、前回、1巻にて中心となったアシュトリーテの扱いが難ありでかわいそうだったかなと思うんですが、その点は今回でしっかりフォローが入ってもいましたので、ぜひぜひこの機に二冊まとめてどうぞということで。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

2017年5月の読書まとめ

5月は18冊。ここにカウントしてる数としては増えているものの20冊には届かず。それどころか、マンガ等を含めた数が30冊と、1日1冊ペースを下回っており、わりと深刻な事態かと思われる。今回の場合、原因はかなりはっきりしていて、ここ最近おなじみの本を読む時間の取れなさもないではないんですけど、それ以上に月の後半、本を読んでいて眠くなってくることが増えてきてて。気候がいいせいか、特にかっちりした本を読もうとすると眠気に阻まれることがしばしば発生するようになって。ならばと、対策としてゲームでもしながらとやってはみたものの、当然のようにゲームのほうに気を取られて遅々としてなかなか読み進められず。それでも、睡魔と闘いながらよりは本の内容に集中できていたように思えるので、もうどっちがいいんだかというところ。もっと暑くなってくれば眠気もやってこなくなるかと思うので、もう少しの辛抱と考えておきたいです。

5月に読んだ中からのお気に入りは以下の通り。

[☆☆☆☆]左遷も悪くない(2)  感想
左遷も悪くない〈2〉 (アルファライト文庫) -
ライトノベルより。別々の家族の中で者同士がいっしょに暮らすことで、少しずつ変わっていくことを自覚する。とてもいい雰囲気。

[☆☆☆☆]おとぎの森の幼女姫  感想
おとぎの森の幼女姫 (ホワイトブックス) -
ライトノベルより。リズム感のある文章に乗せて語られる、手を取り合った対立関係のおっさんふたりの共闘姿。「姫のために」の合言葉が熱い。

次点で『後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく』(感想)も。予言に従うべく皇帝に取り入ろうとするものの、踏み台にするだけのはずだった夫にだんだんと心惹かれ、頭から離れなくなっていく。この流れがとてもいい雰囲気で描かれてるんですよ。

オススメするなら、ファンタジー枠としては『左遷も悪くない(2)』、イチオシは『おとぎの森の幼女姫』ですね。

以下、読書メーター貼り付け。

5月の読書メーター
読んだ本の数:18
読んだページ数:5491
ナイス数:5

アンスイート 井上愛&黒瀬勝子 (美少女文庫えすかれ)アンスイート 井上愛&黒瀬勝子 (美少女文庫えすかれ)
読了日:05月01日 著者:ほんじょう 山羊,田中 あじ
ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
読了日:05月06日 著者:川原 礫
左遷も悪くない〈2〉 (アルファライト文庫)左遷も悪くない〈2〉 (アルファライト文庫)
読了日:05月07日 著者:霧島 まるは
いとしき伴星の名を述べよ (ショコラ文庫)いとしき伴星の名を述べよ (ショコラ文庫)
読了日:05月08日 著者:一咲
魔法学校の落ちこぼれ魔法学校の落ちこぼれ
読了日:05月10日 著者:梨香
皇帝が愛した小さな星 (ショコラ文庫)皇帝が愛した小さな星 (ショコラ文庫)
読了日:05月10日 著者:紀里雨 すず
なんちゃってシンデレラ 王宮陰謀編 なんちゃってシンデレラ、はじめました。 (ビーズログ文庫)なんちゃってシンデレラ 王宮陰謀編 なんちゃってシンデレラ、はじめました。 (ビーズログ文庫)
読了日:05月11日 著者:汐邑 雛
おとぎの森の幼女姫 (ホワイトブックス)おとぎの森の幼女姫 (ホワイトブックス)
読了日:05月15日 著者:時野つばき
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第三部「領主の養女III」
読了日:05月17日 著者:香月美夜
風呂場女神 (レジーナ文庫)風呂場女神 (レジーナ文庫)
読了日:05月19日 著者:小声 奏
風の名前 2 (ハヤカワ文庫FT)風の名前 2 (ハヤカワ文庫FT)感想
大学に着いてからようやく面白くなってきた。幼少時にその多才ぶりを認められていたクォートが、学び舎でその片鱗を現しだす。学生たちの前で実演してみせた共感術の原理にわくわくさせられ、懲罰会議でのしたたかな抗弁にひやひやすると同時に頼もしくも思わされる。のちの様々な評判を獲得するまでにまだどれほどのできごとが待っているのか。楽しみになってくる。
読了日:05月21日 著者:パトリック ロスファス
蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二: 囚われの王狼 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ二: 囚われの王狼 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
読了日:05月24日 著者:ケン リュウ
後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく (コバルト文庫)後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく (コバルト文庫)
読了日:05月25日 著者:はるおか りの
黒狼と赤い薔薇 ~辺境伯の求愛~ (ハニー文庫)黒狼と赤い薔薇 ~辺境伯の求愛~ (ハニー文庫)
読了日:05月27日 著者:夏井 由依
ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫)
読了日:05月29日 著者:川原 礫
双翼の王獣騎士団 狼王子と氷の貴公子 (一迅社文庫アイリス)双翼の王獣騎士団 狼王子と氷の貴公子 (一迅社文庫アイリス)
読了日:05月30日 著者:瑞山 いつき
魔物と始める村づくり!  やる気なし魔導師の開拓記 (レッドライジングブックス)魔物と始める村づくり! やる気なし魔導師の開拓記 (レッドライジングブックス)
読了日:05月31日 著者:佐竹 アキノリ
左遷も悪くない〈3〉 (アルファライト文庫)左遷も悪くない〈3〉 (アルファライト文庫)感想
守る者が増えて、心配の種が増えて、けれどそれがまったく苦にはならず、幸せに満ちている。いい結婚生活ですよね。
読了日:05月31日 著者:霧島 まるは

読書メーター
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月10日

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。

自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 (レジーナブックス) -
自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。 (レジーナブックス) -

全編にわたって自称悪役令嬢なヒロインがポンコツでとてもとてもかわいい。表紙絵でもそれがばっちり表れてますよね。清く正しい悪の華(矛盾)を目指すはずが、背伸びしてる子供感が抜けずにほほえましく見守っていたくなる感じの言動になっているのがなんともかわいらしいんですよ。本人の知らないところで「愛でる会」なるものが立ち上げられているのもうなずけるもの。なんというか、悪役を目指しているのでありながら、悪意がまるで感じられない子なんですよね。あるのは素直さと行動力とポンコツさと……その他もろもろあるけど、悪意やそれを他人に伝染させる力なんてものは少しもなくて。だから、父親を悪の道に勧誘してみたり、取り巻きを作って本来の「ヒロイン」をいじめようとしてみたりするんだけど、困った子供のように扱われたり、実はいい人っぽい感じになっていたりと、どこまでもかわいらしい「悪役」さんの域を出ないのがたいへんほほえましくてですね。主役の殿下ならずとも次にはどんな面白いことをしてくれるんだろうかと、しばらく眺めていたくなる子なんですよ。いやもうかわいいかわいい。どうかその純真さを損なわずに成長していただければ……。まああんまり他人に迷惑かかりそうになったら殿下や周りの人たつがストップかけてくれるし、バーティア嬢本人も注意されたら素直に聞き入れちゃうタイプなので、あまり心配はしていなかったり。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月07日

あの娘にキスと白百合を(4)

あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ) -
あの娘にキスと白百合を (4) (MFコミックス アライブシリーズ) -

バレンタイン回がたいそうかわいらしかった。先輩が好きな伊織と、そんな彼女につきあうデコ先輩の攻防に2ページちょいで満足させられた感。その後の何気に雪奈をひとり占めしてる十和子もいい感じ。前回の話ではキャラがわかったようなわからなかったような感じだったけど、そういうキャラだったのねというのがコミカルに凝集されててわかりやすい。そしてやっぱりはずさないのが白峰さんと黒沢さんですよ。本気になった黒沢さんを負かすという合意をとりつけたこともあってか、これまで以上に勝負にこだわるあまり自爆ポイントが増えていって、とてもいい感じに赤面してくれてて。たいへんかわいい。

第19話の「私が思うに友情というのは そういう風に傷つくこともあるけど… 相手の人生につき合う覚悟のことです」というセリフは百合名言ということで。

あと、小劇場の千里とあゆみって、何気に『エクレア』(百合アンソロジー)収録の話と同じ系統の関係性ですよね。この1ページがさらに膨らむとああいう話になる的な? そういう話の種がちりばめられてるのが小劇場ですし、そこからふくらんだ話というのにももっと期待していいんだろうか。期待したいですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月30日

後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく

後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく (コバルト文庫) -
後宮錦華伝 予言された花嫁は極彩色の謎をほどく (コバルト文庫) -

前回もそうだったけど、やっぱりいい雰囲気だなあ。このシリーズで描かれる主役ふたりの関係は読んでてとても心地いいものがあって好きなんですよね。その理由はどこにあるんだろうと考えてみると、関係性としての、相手に好意を抱いているのになにがしかの背景があってそれを表に出すことができない、もしくは表に出せたとしても相手がそれに応えられない。そんな状況で募る想いに胸の痛みを感じている様子が切なくていい感じ……ということなんだろうかと考えてみたり。

前回は途中で結構はらはらさせられましたが、今回は序章ですでに行き着く先としてのふたりのラブラブなやりとりが描かれており、話の展開としては安心感を持ちながら読み進められました。途中、殿下がわいせつ呼ばわりされてたりして笑ってしまいましたが、まあアレは……ね。描写も狙ったように艶っぽくなってたからドキッとさせられるものがあったので……。ラスト、はたして翠蝶は大丈夫だったのかとか気になったりもしますが、そこは想像に任されているということで。

テーマとして、書・料理ときて今回は織物と刺繍だったそうで。料理についてはあまりピンときませんでしたが、今回のテーマはその辺、書のときのように、そういうのもあるのかーと雑学的に楽しみながら読み進めれました。中華風な世界観はカラーのイラストで見ると衣装がとても色彩豊かでいいですよね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする