2019年05月27日

アルバート家の令嬢は没落をご所望です(1)

アルバート家の令嬢は没落をご所望です 1 (B’s-LOG COMICS)
アルバート家の令嬢は没落をご所望です 1 (B’s-LOG COMICS)

これはヒロインと従者の関係がいい感じですね。従者のほうが上下関係気にせずずけずけとものを言って、公爵令嬢であるヒロインはそれにあきれてときにクビにしたいと面と向かってこぼしたりしながらも、なんだかんだで気のおけない間柄のようなやり取りを楽しんでいる。傍から見ててとてもお似合いな間柄に思えるんですよね。身分的に本来許される関係でないことを除きさえすれば。

突然前世の記憶を取り戻したヒロインがゲームの世界云々いいだしたり、悪役令嬢らしく没落を目指すなんて気の触れたようなことをいいだすやいなや、頭がおかしくなったのかなんてツッコミを真正面から入れられるのって、どう考えても普通の主従のやり取りじゃないですよね。でもこれがまた息の合ったテンポでの言い合いになったりするから楽しそうではあることで。

そしてこの従者、抗うことなく悪役令嬢としての没落の道を歩もうなんてするヒロインに対して、一応ひき止めはするものの、そこまで強く反対したりはしないんですよね。お嬢が決めたことならば、よくわからないこだわりでも付き従うのみとばかり。それどころか、お嬢がその気ならば、しっかりお膳立てもしてあげようと、積極的に協力したりもする。

その裏にある異図はなんだろうかと思うところですけど、まあ、ラブですよね。お嬢が本来のゲームの「ヒロイン」にいじわるしたつもりがすっかり親切なお友だちと思われてしまってるのは生温かく見守りながらも、主と距離の近い「攻略対象」の男キャラが彼女ではない本来の「ヒロイン」との距離を縮めてるのをいい笑顔で見届けたり、傷つく役回りも進んでするお嬢を心配して挙動不審なくらいに気にかけてみたり。いいですよね。恋ですよね。

完全に身分違いの恋だけど、没落してしまえばそこは解消されるともいえるところ。とはいえそれはヒロインにとっては小さくない代償を伴うはずのもので。女主人と男従者のいい感じな関係の話ではありながら、不安と楽しみが同居する悪役令嬢タイプの物語。本来の「ヒロイン」も素直でかわいらしく、楽しみなシリーズですね。ただマンガの次は何か月後か。これはいっそ原作小説で読んでみるのもいいかもしれませんね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:59| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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