2018年07月11日

ボクラノキセキ(1)

ボクラノキセキ 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
ボクラノキセキ 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

すでに18巻まで出てる長編マンガですが、最新刊のあらすじを見てたらなんだかおもしろそうで、1巻のあらすじを見てもやっぱりおもしろそうなので、かなり後発ですが読みはじめ。

読んでみるとこれが期待以上におもしろいことおもしろいこと。主人公はどこかの世界で滅んだ国の王女の生まれ変わりで、現代日本で生活する少年・皆見晴澄。小学生の頃は前世の記憶について気にすることもなく周りに話していたりしたものの、当然のごとく馬鹿にされたりいじめられかかったりしたことから、それらの言動は若気の至りとして、現代日本に順応した生活を送ろうとする男子学生であったという。

初出は2008年ということで、今から10年前ですか。でもここのところの異世界転生の流行り(いまは次に移行しつつあるという話も目にしますが)を見てると、なんだかそれをひっくり返したような設定で、とても新鮮に感じられるところがあるというか。しかも、生まれ変わりは主人公だけじゃなくて、実は主人公の高校のクラスメートに何人もいるらしいことがわかってきたりと、集団転移ものを思い起こさせる設定でもあるんですよね。

けれど舞台は現代日本だから、いわゆる中世ヨーロッパ的な元の世界であったような戦争は遠いかなたのもので、それにもかかわらず異世界の言語や文化、そしてなにより魔法の知識ははっきりと記憶に残されており、思い出しさえすれば魔法の力を行使することもできる。初め、前世の記憶をはっきり覚えているのは主人公だけだったものの、その影響をうけて自身の記憶に目覚めるクラスメイトたちが現れだす。けれど、彼らが必ずしも前世の王女ベロニカの味方だったとはかぎらず、人を傷つけ、殺める魔法の力が現代日本の高校にもたらされることになる、というのが1巻の流れ。

こう書くと、めちゃくちゃ現代異能的な話でもありますよね。現代日本への集団的な転生ものにして、現代異能アクションとなると……めちゃくちゃ新鮮で、めちゃくちゃワクワクさせられるじゃないですか!

1巻時点ではまだ、判明してる前世の記憶持ちは王女ベロニカの味方側の人たちだけで、アクションも偶発的なものだけでしかないけれど、魔法の存在しないはずの現代日本で適応していこうとしていた矢先に起こった以前の世界の縁や知識の流入が、彼の学園生活にどんな影響をもたらしていくのか、ものすごく楽しみにさせられますよね。

そして、告白して付き合いだしたその日のうちに、かつての主従だと判明してしまって関係がぎくしゃくしだしてしまった主人公カップルの行方はいかにというのも、とても気になりますね?
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 13:21| Comment(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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