2017年08月07日

本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜(3)領主の養女(4)

本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 第三部「領主の養女IV」 -
本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 第三部「領主の養女IV」 -
試し読み(BOOK☆WALKER)

うわーお。ダームエルやるなー。すごくドラマチックな展開じゃないですか。というか展開早いなあ。この巻での衣装姿を見て恋に落ちて、その巻のうちにもう告白までいってしまうとか、ダームエルもなかなか、地味な見かけによらず思い定めたら一直線なタイプのようで。まあ主人公であるローゼマインと比べたら年長組に分けられる人ではあるけれど、まだまだ若手の人ではありましたっけ。いやそれにしても、その劇的な一幕のあったブリギッテのお披露目の場、星結びの儀式の集まりの場面はとてもよかったですね。エルヴィーラお母様の口から聞くだにとても情熱的でひたむきで。ブリギッテの置かれた状況を思えばなにかせずにはいられない気持ちに駆られただろうとはいえ、家格の違いを理解しながらも正面から想いをぶつける行動からは、ダームエルの思いの丈が伝わってきますよね。たとえ失敗して傷つくとしても、それでも恋した相手の隣に立つためには挑戦の舞台に上がるほかない。一世一代の求愛、でしょうか。それだけに、うまくいってほしいと願わずにはいられないですよね。そしてその成否がダームエル自身の素質と努力にかかっているとなれば、応援せずにはいられません。いやあいいもの見せていただきました。

あと、もうひとつふれておきたいのがアンゲリカ。前回までで「成績上げ隊」なんてものが結成されてしまったりして、「この子アホなのかな」という印象が持ち上がってきてましたけど、それが今回ではっきり「この子アホだわ」に定まったというか。勉強嫌いによる成績の悪さはすでに厳然たる事実ではありましたけど、詰め込み式で知識を教えこんでも根っこのところは変わらないからもうどうしようもない。すっかりクエスチョンマーク浮かべたビジュアルイメージが染みついてしまったんですが。まあ色々抜けてるけど、それはそれで個性的だしまあいいか的な。ローゼマインのやらかしのおかげで補佐役もえられたことだし、いいコンビとしてしっかりやっていけるのではないだろうか。いややっぱり難しいかもしれない……。

というところで、次はいよいよ第三部の完結巻。今回初登場のゲオルギーネ関連でまだまだいろいろありそうだけど、一冊ですべてけりをつけれそうなものとも思えないので、素材収集のほうの話でしょうか。それともまたなにか別方面で急展開があったりするんでしょうか。ともあれ楽しみにしたいです。

(そういえば、第一部は3冊、第二部は4冊、第三部は5冊ときてるけど、この調子で第四部は6冊とかになったりするんだろうかとかふと思ったり)
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 13:58| Comment(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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