2017年07月29日

理想のヒモ生活(6)

理想のヒモ生活 6 (ヒーロー文庫) -
理想のヒモ生活 6 (ヒーロー文庫) -

いずれ来るかもとされていた善治郎の側室問題がついに。とはいえ、国内貴族の勢力争いとは離れた打算の働いたもので、いずれどうにかしなければならない問題なら、わりと悪くない条件とはいえなくもなさそうな。

今回意表をつくように立候補してきたフレア姫という人(前回の話をあまり覚えてないのでもしかしたらそんなに意外な展開ではないかもしれませんが)、女性が一線で活躍することをよしとしないという社会であえて遠洋航海の旅を行うバイタリティーのある人で。けれどそうはいっても王族の生まれである以上、国に利益をもたらす婚姻に対する期待から逃れることは難しい。であるならば、その王族としての義務と自分のしたい活動とのバランスを取れる良物件が見つかった場合、それを見逃す手はないということになるわけで。その点で、カープア王国にて女王アウラをたてて影に徹しつつそれでいて不満を覚えることなく女王と仲睦まじく過ごしている善治郎という男は、願ったりな人物だったのでしょうね。彼の為人を知るや、その機を逃さず話を持ち出す積極性、断らせはすまいとしたたかに交渉を進めるやり手ぶり。これはフレア姫、なかなかポイント高いですよ。

ただ、当事者である善治郎やアウラを含めた気持ちの問題はまた別にあるわけで。政略的な考えを優先しながらも、アウラひと筋な善治郎からの抗議の意思表示に対してあわてたように後宮の手綱くらいはとってみせるからとなだめすかす女王もそれはそれでかわいらしいものでしたが、次回に続くこの先の展開がどうなっているのか。気になるところですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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