2017年01月04日

愛玩姫の調教

えろ要素のある話を読んでえろかったと書くだけの感想。に、またなってしまった気がする。

愛玩姫の調教 (乙蜜ミルキィ文庫) -
愛玩姫の調教 (乙蜜ミルキィ文庫) -

あらすじから期待していた通りの話を楽しませてもらいました。闇オークションで競り落とされ、所有者となった二人の男から代わる代わる与えられる快楽に翻弄されるばかりの羞恥の日々を送ることになった亡国の王女フランシスカ。望まぬ快感にのぼりつめさせられ、懇願しても止むことなく与えられる快感の数々に、早く終わってほしいと考える余裕さえなく押し流されていくままだった彼女が、あるときを境に変貌する。その後の姿はまるで主従が逆転したかのようで。満たされない心のままに彼女をよがりくるわせて愉しもうとする男に向けて自ら体を開き、自分の手で性感を高めてみせる姿の艶やかさ。かと思えばはちきれんばかりの欲望をたぎらせる男を制して、もっと甘えていいのだと、本当に望むものをさらけだしていいのだと慈愛の抱擁で包みこむようにしてみせる扇情的なしぐさ。そうして溺れるように彼女を求めだした男たちの心の奥深くにある部分を感じながらふけりゆく悦楽の世界の尽きせぬ心地といったら。何度達しようと放そうとしない男たちから与えられる強すぎる刺激に視界をちかちかと明滅させ、快感がどこからくるのかもわからないほどに頭の中まで蕩けきらせながら、深い満足感とともに果てていく情感の描写。素晴らしかったですね。

タイトルの「調教」とはいったい、フランシスカに対するものなのか、ダリウスとサディアスに対するものなのか。めくるめくような退廃的な世界でしたね。いやいいものでした。

あらすじから期待する話に入るまでにすでに全体の2/3が終わってたり、キャラの心情の変化が章と章の間で起こっているきらいがあるように思えもしましたが、それでも期待通りの素晴らしい話、楽しませてもらいました。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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