2014年06月25日

おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任

おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫) -
おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫) -

デュークに対する気持ちの表現はもう行き着くところまで来た感がありますね。あの言い回しは自分でも認めてないと出てきませんよ。その気持ちと向き合うことを避けて問題を先送りにしているだけで。向き合わなければ問題にはならないなんてことはないのだけど、今までは特に影響を受けることなくやってこれてはいるんですよね。でもいつまでそのままでいられるか。なんたって未来の王によるお墨付きがありますから。

しかし、ヴィクトルも同じように考えているというのは意外でしたね。あれはただの遊び人ではないかと思えていたので。それにしても途端にかっこよく見えてしまうのはギャッブゆえか。なんというか、レティーツィア、ヴィクトル、ノーザルツ公の三人は、君主になるべくしてなっていこうとしている人(あるいはすでになっている人)として、相通ずるところがあるのかもしれませんね。

そんなヴィクトルの婚約者であるキルフ帝国第一王女のアナスタシアも登場。ナンパな婚約者を持ってどう思っているのかと思いきや、割と政略結婚なんてそんなものと割り切っているような? むしろ同母弟の第四王子アルトールともども、不遇の王族としての収まりの悪さ、孤立感を抱かせる雰囲気が印象的な、内気な方ではありました。外交に要する最低限でもと帝国の内情を探る目的でお近づきになったレティーツィアに簡単に心許してしまったくらいなので、王族としては大丈夫なのかしらと不安にもさせられますが、それほどに孤立を深めていたとも言えるわけで。むしろ、初めて(?)の心許せる友人を隠すことなく慕う様子が百合百合しくてですね。男だけでなく女の子まで落としてしまうんだからレティーツィアさんにはおそれいりますよ。まったく“悪い女”ですね。レティーツィアのためになんとか手を貸そうとする彼女の姿は円卓の騎士に重なるところもあるように思うのですが、円卓の騎士は愛人の集まりではないないのだということで。今はまだ。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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