2014年06月22日

彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計

彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計 (角川ビーンズ文庫) -
彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計 (角川ビーンズ文庫) -

香鈴に対する影月のつれなさ加減が非情と言っていい水準に到達してませんかと思いきや、それどころじゃない刻限が迫ってきてるんですか。何がどうしてそうなるのかはまださっぱりですが、こうなると「影月編」、涙を誘う展開になりそうで。

そういえば影月って、状元及第できるだけの頭脳がありながら国試受験はその一回限りのつもりだったとか、それはあまりにももったいないだろうという発言もしてましたっけ。その時は、貧乏暮らしで一回分以上の資金を集めるのは不可能だったということなのかとも思いましたが、それなら身体的にも精神的にも発展途上な十三歳ではなく、もう数年待ってもよかったわけで。にもかかわらず最年少合格を果たし、さらには状元及第なんてしてしまうほどに必死に勉強できたのには、差し迫った理由があったということなのでしょうね。その彼が一体どうなってしまうのか、予感させられる展開が展開だけに、気が気でなくなってしまいそうです。

秀麗に縁談が浮上してきたようですが、本人の与り知らぬところで目端の利く求婚者たちと彼らを静かに値踏みする紅家三兄弟の構図になるわけですね。これはなかなか面白そうな。まあ、そんなドライに割りきってるのは玖琅叔父くらいかもしれませんけど。というか黎深叔父は、先の短編集で晒してしまった残念ぶりに歯止めがかかる様子がないのですが……。こりゃあ確かに、奥さんやれてる百合姫という人は黎深叔父のために生まれてきたような人ですよ。まあでもそんな黎深叔父も邵可父との会話で秀麗の母の思い出話を引き出してくれるので貴重な存在ですね。隠居翁風な邵可父が噛み締めるように語る愛に生きた時代ってもうね、たまりませんよ。

藍龍蓮って実はそんなすごい奴だったの!? 本人の天才性は、その紙一重ぶりから重々承知してましたが、その名にそこまでの意味があったとは。いやはや。彼が俗世のことにも積極的に関わってくるとなると、いよいよもって目が離せませんよ。そんな藍龍蓮と親友にまでなれてしまった克洵の大物ぶりも。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。