2014年06月03日

銀閃の戦乙女と封門の姫(2)

銀閃の戦乙女と封門の姫2 (一迅社文庫) -
銀閃の戦乙女と封門の姫2 (一迅社文庫) -

王女様二人目追加ですー。今回登場しましたは、カイトの幼馴染みである第三王女ソーニャの妹で、第四王女のシャーロッテ。こちらもまた昔からの付き合いではあるようですが、なかなかに対照的な姉妹であるようで。片や真正面から敵を打ち倒す武の王女、片や戦術を工夫する知の王女。強い力と優れた直感を持つがゆえにその場で戦いを組み立てていく姉と、力が弱いがゆえに周りの戦力を活用して準備段階から戦いを始めていく妹と。そりはあんまり合わないようですが、そんなだからこそ、二人がカイトを取り合う様子はなおさら面白くもあり。まあ取り合うというか、カイトの気持ちは明らかにソーニャ寄りなので、ちょっかいかけてくるシャーロッテを威嚇するソーニャの図でしょうか。ともあれ、社交的な態度で接してくるシャーロッテにばつが悪そうにするソーニャとか、バイクの弁償としてシャーロッテに嫌がることさせてご満悦なソーニャとか、仲が悪そうでいて実はそういう愛情表現じゃなかろうかとも思えるので悪くないですね。それに、シャーロッテ殿下も、魔物退治の面で国民思いなところを見せてくれたソーニャ殿下同様に、今回のクーデター事件に関して個人的な因縁がありながらそれはそれとして住民たちのこともしっかり考えてる描写がありましたし。二人してなかなかにポイント高い王女様ですよね。どちらかというと、直感頼りのソーニャよりはシャーロッテの方があれこれ目端が利いてて上に立つにより相応しい気もしますが、強い者が頂点に座するのがクァント=タンのルールみたいなのであまりあれこれ言っても仕方ないですね。それに、自分の限界を知り、周囲の人々の活かし方を知っているのはシャーロッテですが、任せろと背中越しに言われる安心感が大きいのは断然ソーニャなんですよね。クァント=タンの情勢は変化の時を迎えましたが、まあ第一王女エレオノーラという人たちもいるみたいですし、その辺も含めてもっともっとキャラの掘り下げが見たいところですね。

そういえば、カイトって、寄せられる期待に応えようと背伸びする女の子たちを、まず心配できる人なんですね。描かれてはいませんが周囲は実績を求めているだろう中で、何よりもそうした気持ちを向けてくれる人というのは、何にも替えがたい憩いの存在となるでしょう。秀でた力を持つ彼女たちとの個人的な付き合いが為せるものですが、だからこそあっちからもこっちからも好意を寄せられる現状でしょうか。まあなんにせよいい空気であります。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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