2014年05月28日

IMMORTAL BLOOD (作者:Allen)

http://ncode.syosetu.com/n5633q/

ゆっくり読んでたら時間かけすぎて、正直もう終盤以外ほとんど覚えてない……けど、覚えてるところだけでも。

二人の主人公に一人ずつのヒロインがいて、それぞれヒロインの方からなくてはならない相手とすがられるような関係が、それはそれで正統派と思わせるところもあっていいなあと思っていたら、途中からそれぞれダブルヒロイン体制になってラブコメ的な面白さが追加された辺りが印象に残ってます。二人目になったヒロインはどちらもまさか自分がそんな関係になるとは思ってなかったのに、主人公側から大切に想っていることを伝えられると否定できずに調子を狂わせてしまうところがニヤニヤものでしてね。後半は、一人目もそれはそれで鉄板でしたが、描写量的にやや印象が弱かったでしょうか。

ストーリーに関しては、終盤がややあっけなくも感じてしまいましたが、作者の既読のシリーズを思い返してみてもそれほど違いはなかったように思うので、たぶん細切れで読みすぎたせいだと思います。

キャラクターとして一番印象に残ってるのは煉ですね。気に入ったものはすべて自分のものにしないと気が済まない。そんなどうしようもなくわがままで強欲な性分を突き詰めて深化させた末に至った境地、現出させる世界観。あれはあっと驚かされる見せ場でしたね。であるからこそ、その能力はシリーズ最強を位置付けられてもいるということでしょうか。『資料倉庫』中の話を読むとさらに磨きが掛かってたりして、性格のことといい、まさに人の枠を脱した“超越者”という言葉を体現する男ですよね。

次いで印象に残ってるのは実はいづなだったり。バトルでそれほど活躍できる人ではなかったのですが、前述のラブコメ面でですね、からかわれ役担当で場面が多かったのはフーちゃんでしたが、たまにしかないいづなの場面で、普段はチームの頭脳役としてクールに、あるいはおちゃらけた態度を取っている彼女がはにかむ様子のギャップが実にいいものでして。誠人の装備を作る段での気合いの入りようといい、場面は少なくても一つ一つの破壊力はやばいものがあったのですよ。

主要キャラがその後の作品にさらっと登場してたりもしますし、やっぱり第一作のこの物語がシリーズの核になっているのでしょうね。設定的にも根幹をなしてますし。今は最新作の『Blade Blaze Online』と『聖女の唄う鎮魂歌』を読んでますが、煉たちやあるいは彼らを想起させる要素が出てきた時のテンションの上がり方といったらないですよ。引き続き楽しみにしていきたいシリーズですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Web小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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