2014年05月04日

瑠璃龍守護録 お守りします、花嫁様!?

微妙に噛み合ってないかと思いきや、ちょっとずつ互いの距離が近づいて見えてきましたね。普段はやっぱり、黎鳴ほど立派な人に自分が妃として好かれるはずがないという心理的な前提を抱える鈴花が、ひねくれ者な黎鳴から頑張った言動を寄せられても明後日の方向に誤解してしまい、黎鳴をがっくりさせるのが面白くもありましたが。切羽詰まった状況になってくると、黎鳴もいよいよ誤解の余地を許さぬように気持ちをぶつけ出し、鈴花も好きな黎鳴に大切な人と思われたいという気持ちが勝るのか(前提下ではそうなる)誤解の上塗りをしようとはしなくなりますし。これですぐに関係が大きく変わったりはしないでしょうが、こういうちゃんと両想いらしく互いを思いやり素直に受け止めあう時間というものを、少しずつ積み上げていってくれたらいいなあと思います。

まあ、普段のラブコメ模様もそれはそれで面白くはあるんですけどね。黎鳴を敬慕する鈴花による、悪評を払拭すべくのほめちぎりに恥ずかしがる黎鳴とか。あと、もつれて一緒に倒れちゃったときは、この二人だとやっぱりそっちが上になるのかーとか。まあ、普段相手の言動に振り回されてるのって、黎鳴の方ですもんね。

というか鈴花さん、犬に自分の気持ちを吐露しすぎではないだろうか。小黒に対するとまるでスイッチでも入ったみたいにするするとこぼれだすからちょっとこわい。まあ、そう毎度変化して鈴花に近付く黎鳴も黎鳴なんですけどね。

碧晶公主、この子、できる……! ただ兄黎鳴や鈴花のかっこいい姿、凛々しい姿に悶えてるだけかと思いきや、それを絵で人形で、その印象そのままに再現させてまでいたんですね。そういえば、1巻初登場時に描かれた房室の様子も、一面びっしり黎鳴の画で飾られてたとありましたっけ。でもそれはただ闇雲に普段の姿を写し取らせたわけではなく、公主の琴線に触れる絶妙な瞬間の絶妙な点を逃さず捉えさせたものばかりだったのですね。自分の記憶に焼き付けて終わりではないところに並々ならぬものを感じますわ。需要に応えるところ成長ありというか、ごく個人的で残念な趣味かと思いきや、立派に芸術の後援者どころか牽引者してるんですね。しかも最先端を行ってるようで。それはつまり、布教者でもあるということ。1巻では描かせた姿絵が飛ぶように売れてもいましたし、地味にすごいことしてるんじゃないかと思ったり。まあ、悶える気持ちを表すのに我慢するところのない姿を見てると、やっぱり残念な印象は拭えないのですが。

夕紅さんまだ憑いてたのかー。しかしこちらも、夕紅としてはからかって遊んでるだけのようにも見えますが、真道の方が彼女のちょっかいに律儀に応えているものだから面白くもあり。

残念なことに、飛燕がまた登場してしまった。彼の敵役としての病んでる風な喋りはやっぱり苦手。次の巻に続いてしまいましたし、次もまた出るんですよね……。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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