2014年02月24日

白きカンテ・ホンド

本編後の『再演』で、マルも幸せを見出だしてめでたしめでたしで幕が降りるはずが、不安の種を残していきおったアスセーナのお話。それだけに読まずにはいられない話でもありました。

『再演』でのアスセーナは将来が不安な子だっただけに確かな幸せをつかんでほしくはありましたが……やっぱりそうなりますか。本当にそれでよかったのかと、ハッピーエンドのはずなのにどこかすっきりとは晴れてくれない気持ちを抱えてしまうのは、本編の話であの二人を追ってきたがゆえの親心じみたものなのでしょうか。とはいえあそこまでに思い詰められてしまうのかという姿を見せられたら、そんな気持ちものみこんで門出を見送るしかないですよね。できれば、他の可能性との間でぐらぐらと葛藤した上での決断であってほしかったかなあ。

最後にセロとブランカの夫婦としての仲睦まじい様子が見られたのは嬉しかったですね。変わらないところは変わらず、けれどそこに長年連れ添った落ち着いた雰囲気も加わってて。たいへんよいものを見せていただきました。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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