2013年12月09日

シークレット・ウェディング 独裁者は花嫁を飼育する

シークレット・ウェディング: 独裁者は花嫁を飼育する (ティアラ文庫) [文庫] / 仁賀奈 ...
シークレット・ウェディング: 独裁者は花嫁を飼育する (ティアラ文庫) [文庫] / 仁賀奈 (著); えとう 綺羅 (イラスト); プランタン出版 (刊)

これは、そちらが主要な部分ではないので目立たされてませんが、ヒーロ−が最強なわけですね。彼しか持たない特別な力が強力すぎて独裁者のようにだって振る舞ってしまえるクラウディオですが、そちらはそちらで裏方にてこなすことで、ひたすら花嫁を愛でまくる余裕が生じるという。いかにもティーンズラブ的な方面に才能を活かしてくれるヒーローではありましたね。しかしなんといってもカタリーナの初心さが可愛らしかったです。性の知識などまるで持たず、クラウディオのなすがままに花開かされていくのに、健気にも彼に自分の体のすべてを捧げようとする心がいかにも保護欲をそそられるんですよね。そして翻弄されながらも、言葉責めに対してはしたなく反応してしまう自分の体を恥ずかしがる様子を見ていると、リードしているはずのクラウディオがあまり男を煽るなと言わされてしまうのも頷けるというか。本当に、知れば知るほどに人を疑うことを知らないような純粋さで、保護欲を誘うような健気さなので、独占欲の強いクラウディオならずとも人前に出したくなくなりそうな子ですよね。まあクラウディオの独占欲は強いというか強すぎる域なのですが。とはいえサブタイトルにあるように「飼育」と呼べそうなレベルまでがちがちに拘束しておかないと言い寄ってくる男があとからあとから現れそうで不安にさせられる人で。ええ、本当に可愛らしい人ですよ。快楽に流されそうになるのを堪えてる境目あたりが特に。そしてそこをクラウディオにひと押しされて見る間に翻弄されていくのが実にグッドでした。

そういえばこの作者さんって、たくさん書いているしどこかで読んだことがあったっけと、読みながらも記憶を探り、はっきりしないままに本編を読み終えてしまったのですが、あとがきを読んで思い至りました。毎回恒例という魂の(?)叫びを見たらもう一発でしたね。あとがきでここまでわかりやすくキャラが立ってる作家さんも珍しいような。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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