2013年12月03日

シーカー(3)

シーカー〈3〉 [単行本] / 安部 飛翔 (著); 芳住 和之 (イラスト); アルファポリ...
シーカー〈3〉 [単行本] / 安部 飛翔 (著); 芳住 和之 (イラスト); アルファポリス (刊)

2巻を読んでからちょっと時間空いてたからかもしれませんが、なんかとんでもないことになってますよ、これ。特に戦闘シーン。字面だけ追ってるとスケールがすごすぎて「お前は何を言ってるんだ」とか素でつぶやいちゃうレベルなんですけど。なんだこれ……。邪神クラスを相手取れる域に達しているとはいえ、ものすごいインフレ具合ですよ。概念レベルで戦闘してませんか? しかもそれでいて、次元とか時空とか軽々と超えた攻防を、正直こちらとしては雰囲気をつかむだけでいっぱいいっぱいなのですけど作者の中ではしっかりイメージされてるのか、ともかく途方もない水準の戦いが展開され、決着が付けられていく流れがぶれることなく描かれてる。しかも、前の巻がどうだったか覚えてませんが、この巻では、そのレベルのバトルが標準クラスというかのように描かれてて、もうなんだかよくわからないけどとにかくすげえという言葉しか出てきませんよ。もちろん理屈を超えた強さなのは主人公だけじゃなくて、その主人公を相手取る、世界でも屈指の使い手たちや神々も当然のようにそれに匹敵する強さを持っていて。そんな頂上決戦ともいえるようなぶつかり合いが何度も目の前で繰り広げられるんだから、それはもう燃える。やばいぐらいに燃える。これは俄然、目が離せなくなってきましたよ。

ただその一方で、スレイが次々とものにしていくヒロインたちの扱いの方でちょっと落差があるというか。前の巻までで落としてきたヒロインたちとのデートがまるで淡々とタスクをこなしているかのようだったのが気になったりもしましたが、この際それはさておき。そんなことよりもですね。バトルではあれほど人の域を超えた立ち回りを平然としておいてなお高みを窺う貪欲なまでの強さへの欲求を見せてのけるくせに、女の子たちとの付き合いは人並みの関係だったりして、そんなので満足できちゃうんですかねという点が気になったり。バトルで当たり前のように時空を越えちゃうんだから、女の子とも時空を越えて愛しあってみたっていいんじゃないでしょうか、とか。それはさすがに無茶ぶりか。まあ、そのレベルまでついていけるヒロインがまだいないのではありますが。

ともあれ、かなり楽しみになってきたシリーズ。次の巻もすぐに読んでみたいところです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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