2013年04月22日

女戦士エフェラ&ジリオラ(4)

女戦士エフェラ&ジリオラ〈4〉 (幻狼ファンタジアノベルス) [単行本] / ひかわ 玲子 (...
女戦士エフェラ&ジリオラ〈4〉 (幻狼ファンタジアノベルス) [単行本] / ひかわ 玲子 (著); 芳住 和之 (イラスト); 幻冬舎コミックス (刊)

おうおう、すっかり子連れ旅になっとる。いや、今回あんまり旅はしてなかったか。とはいえ、二人組の女傭兵プラスワンの一行に新たに加わったメンバーが中心になって話が進んでいきましたね。彼女の出生を考えれば致し方のないところではありますが。ジリオラも、宮廷生活が嫌で飛び出してきた口ではありますが、親族周りではせいぜい家出したのと変わらないような受け止められ方しかされていなかったわけで。いつまでも留保しておける問題ではなかったんですよね。かつての大陸統一国家の末裔として、87代にもわたって綿々と受け継がれてきた皇位の唯一の継承権者として、皇朝を継ぐにせよ絶やすにせよ、一度帝都オカレスティに戻ってはっきりさせないことには人々を納得させられるはずがないというもの。いよいよもって決断を迫られることになったジリオラですが、宮廷貴族たちはやはり海千山千のやり手揃いですね。ジリオラが断固とした態度を示す前に皇位継承を既定路線にして物事を進めていくものだから、これだけ片付けたらと考えている間にも後から後からやるべきことが追加されていって、いつのまにか皇位継承者らしく仕事をする羽目になっていたり。まあ上の屈託など知ったことではなく統治上の問題は発生してくるものなので、気が進まないといっても当然のように執務をこなしてもらわないと困るというところなのでしょうが。でも、がさつとも言ってしまえそうなほどの性分であるだけに、表面上は礼儀正しく取り繕いながらも裏では様々な思惑が行き交う宮廷に長居してればそのうち爆発しちゃいますよね。むしろよく我慢したと言いたくなるほどでしたが、それはそれとして、まどろっこしくて黙ってられなくなったのが戦争に際してだったというのは、傭兵育ちとしての面目躍如というか、戦の勘所を知るがゆえでしょうか。自ら軍を率いる様子を見てると尚武の皇帝としても風格が感じられていい線いけるようにも思えましたが、そもそも宮廷での生活が肌に合わない人ですし無理ですかね。やっぱり傭兵やってる時の方がのびのびしてていいですよ。なにより息の合ったエフェラとの掛け合いがないといけませんね。次の巻でもまた子連れ傭兵の旅に期待させてもらいましょう。でもそういえば、ディオラの世話焼きはほとんどエフェラがやっちゃってるような気がするのはなんででしょうね。あなた、自分の娘でしょうが。もっと気にかけたげましょうよと思うのですが、それはそれで大雑把なジリオラらしいとも思えたり。一児の母になってちょっとは変わるかと思いましたが、そんなに変わらないもんですね。安心していいのかどうしたものやら。ただ、ジリオラ以上にエフェラが気にかけてることもあって今のところ大過なく育ってるように見えますね。というか、ジリオラに似て活動的に育ってきてますね。そのうち野性児2号になっちゃったりするんでしょううか。なんにせよ、すっかり二人の子供みたいな感じで、三人親子に見えてきたりもする一行プラスワンですが、次にはどんな旅が待ち受けているのやらということで。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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