![姫君達の晩餐 光の平原からはじまる汁料理 (B’s‐LOG文庫) [文庫] / 山咲 黒 (著); 起家 一子 (イラスト); エンターブレイン (刊) 姫君達の晩餐 光の平原からはじまる汁料理 (B’s‐LOG文庫) [文庫] / 山咲 黒 (著); 起家 一子 (イラスト); エンターブレイン (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61F1M65XI8L._SL160_.jpg)
鳥代・珀蓮カップルの掛け合いはなんだかお約束じみてきてる感がありますね。憎まれ口叩き合ってるようなんだけど、お互い好き合ってることを思うとそれすら夫婦漫才的に見えて微笑ましいという。おいしい関係ですねえ。女性に対して無差別に発動される鳥代の紳士的対応は遊び人時代からしっかり身に沁みついてしまっている今の鳥代らしさの一つだとは思いますが、照れ隠しで素直になれなくなってる裏返しにも見えますね。まあ、それに対応するように珀蓮が首輪を付け始めてるようでもありますが。あ、でももともとそんな関係だったでしょうか? いい感じに尻に敷かれだしてる感がありますが、ともかくもこの二人の掛け合いをもっともっとというところなので、表紙を飾っているという次の巻が楽しみです。
広兼については落ち着けの一言。
夜花ちゃんが一足跳びにちょいと成長しましたが、幼いだけに大人になると表に出さなくなるような内面の深いところの思いをストレートに吐露してくれますね。悪女と言われることすらある彼女も、その背景を遡って辿ってみると案外そういう素朴なところに行き着いたりするものかもしれませんね。とはいえ、なんであんなことになってるのかは相変わらず謎なのですが。