2012年07月21日

カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜 第2話「王様のいる風景」

1話見た後のショックから立ち直ってきたところで、2話の感想をば。1話の感想も用意しようとはしたんですが、原作との違いをつつくばかりになってしまったのでお蔵入り。ようやくアニメとしての『カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜』を楽しめるようになってきた気がするので、支援の意味も込めて感想を頑張っていきたいところです。


今回の話は護堂がカンピオーネになって後、日本に戻って色々と変わってしまった日常を過ごしていたらエリカにイタリアに連れ出され、決闘して神具ゴルゴネイオンを渡されました、という感じの流れ。

冒頭でパンドラさん登場。1話ラストのナレーションから、あれでもうカンピオーネになったことにするのかと思ってたが、カンピオーネになるまさにその瞬間は持ち越されてたわけか。確かにここは省いちゃいけない。カンピオーネとは、神を殺し、その権能を簒奪した者のことであるが、そうなるためには、神を殺したその戦いぶりをパンドラに認められなければならない。そうして始めて権能の簒奪もなされる。棚ぼた的に神を殺したとしても、認めてもらえるものではない。だからこの200年ほどでカンピオーネは7人しか誕生していないし、古株のカンピオーネといえどもそれほど多くの権能は有していない。その意味で、ウルスラグナから盗んだ戦士の権能を発動し、元の使い手であるウルスラグナをも圧倒した護堂の戦いぶりは、ややできすぎなきらいもあるが、神殺しとして認められ称賛されるにふさわしい派手派手しさだったと言えるのではないか。そうして護堂はようやく(と言ってもあの1話のかっとばしの後ではあるが)カンピオーネになったのである。1話はいわばプロローグ。ここからがメインのお話。

ということで、1話から1週間後。原作は10巻までしか読めてないのでその間の詳しい話はわからないが、世界に7人いるカンピオーネの一人、サルバトーレ・ドニとの因縁は仕込んである模様。あの1話からつなぐと途中すっ飛ばしたもやもや感が残るが、原作読者にはおなじみの1巻スタート時の状況が出来上がっているということで、細かいことは気にしない。原作的にも11巻まで匂わされるだけだったエピソードだし。そうはいってもエリカ変貌ぶりは尻軽の汚名を受けても仕方ないように思えるが、それでも護堂の愛人としてのこの振る舞いこそが一番エリカらしいと感じるんだよなあ。ただ、それも護堂と二人きりの時以外でもほうぼうで見せつけられると、首を捻ってしまうのだけれど。

次いでOP。清々しいまでにハーレムであることを隠す気がねえ! 未登場ヒロインまで含めてもう皆デレデレですよ。そしてラストのハーレム野郎の図。もうあれを見ただけで、アニメになってよかったと思ってしまったもんです。護堂さんのあの決まりきった顔がたまりません。けどあれ、誇張でもなくマジであんな状態を作り出してしまうんだから護堂さんはぱねえ。OPで見せるということはつまり、アニメでもそこまでやるということで、期待が高まりますな。あと、OPの映像で登場するキャラを見ていると、おおむね原作4巻までで、恵那のみやや浮いてる感がありますが、その辺どう話に絡めてくるのかというのは今後の気になるポイントですな。

気になるといえば、原作からの改変点でなにげに気になるのが静花。この子、ブラコン度上がってませんか? 一朗氏が絡まないと、代々遊び人を輩出してきた草薙家の男子である兄の将来を心配する妹という一面が隠れて、純粋に兄を横合いから現れた女に取られそうで危機感抱く妹にしか見えないんですが。これはもしや、妹がハーレム入りする未来も……。そうなったら原作超えたってことになりませんかね。うん、なんかワクワクしてきた。

ウルスラグナとの再戦フラグはきっちり残していきましたね。まあ、ウルスラグナの方、負けたのに悠然とした態度が崩れてなくて、本当に敗北を知りたかったのかという違和感も覚えますが、護堂が彼の最期の言葉を聞けたというのは、結構な因縁になりそうで。再登場が待たれるところ。

ヴォバン公爵の動きが早い。アテナの騒動に関わってきたりということもあるんだろうか。というか、「星なき夜の予言」が何のことか、ちょっと記憶にない。不気味な動きを見せてくれそうだなーということでお茶を濁しておこう。

ここでどうでもいいツッコミを。イタリアで午後3時と聞いて、日本では日付変わってると返す護堂ですが、日本とイタリアの時差は8時間で、日付は変わってないはず。この話って地球とよく似た異世界の話だっけと一瞬思いかけましたが、まあ護堂の勘違いなんでしょうね。

しかし気になるのは、エリカがあれほどデレデレになってるのに、護堂の方でそれを信用してない状態ってどういうことなんでしょうね。2話の前半までを見た限りで信用しろというのは確かに難しいかもしれないけど、空白の1週間の間にも護堂とエリカの二人で一緒に行動してたのなら、エリカが今の状態に変化するきっかけやその過程はつかめててもいいと思うのだけど。もしつかめなかったとしても、突然の変貌であれば甘粕さんに言われるまでもなく護堂の方で問い質すなりすると思うんだけど。この辺、アニメの護堂はどうも異性に対してヘタレっぽくありながらスケベ心もあるという、なんともモテない野郎っぽく描かれてるので、単純にエリカにちやほやされるのに鼻の下伸ばしてて疑問に思いすらしなかったという線もなきにしもあらずだけど。もし本当にそうだったとしたら、ちょっと好感を抱きにくいところ。というか、現時点であまり好きになれてない。そんなキャラが真性のハーレムを築くと思えば、それはそれで期待できるものがなきにしもあらずですが。

コロッセオ逝ったあああ! 護堂が到るところで繰り広げる名所・旧跡破壊、そのアニメ初公開の一幕である。罰当たりな行為ではあるが、巨大建造物が壊されていくのを見るのはやはり爽快である。今後、アニメの中で何カ所が被害に遭うことになるんだろうか。楽しみだなーと思うのは不謹慎な期待か。ただ、その前の戦闘シーンはどうもなあ……。1話のウルスラグナもそうだったけど、天才魔術師・エリカの強さを感じさせる演出がないし、護堂のカンピオーネとしての規格外の強さを見せつけてくれるものもなくって。魔術結社の方々がすごいすごい言ってるのを聞いて驚いてしまうくらい。新キャラ登場するたびにパワーインフレしていくように見えてもいいので、彼らの超人的なところをもっと強調してほしいところ。とはいえ、今回は命懸けた戦いでもなし、むしろただの人間でしかないエリカ相手に権能のバカみたいな出力を抑えて戦わないといけない状況だったわけで。ギリギリの緊張感溢れるバトルはアテナ戦に期待ですかね。

「世界の存亡」とはなんのことか。というか、あのメダルは「ゴルゴネイオン」じゃないのだろうか。うーむ、この辺は、もしかするとアニメとしての最終話に向けた布石だろうか。確かに原作ってそれほど節目の戦いっていうのもなかった気がするし、締めに相応しい派手な一戦が待ってるというのであれば、どんとこいということで。

キャストを眺めてて、高木・名波・反町の三バカが登場してたことに気付く。何気に絵がついたのは初めてじゃなかろうか。なんというか、その、予想以上に非モテっぽい奴らだったなー……。ダメだ、全くフォローできる気がしない。それはそうと、EDを見ていると、アテナがラスボスっぽい気もしてくる。OPの映像に登場したまつろわぬ神の中だと一番メジャーどころではあるし、ありえないとも言い切れないか? とはいえ、この辺は先を見てみないとなんともかんとも。


という感じで。相変わらず用語がろくな説明なしで使われてたりと、原作を読んでない人にあまり優しくない作りな気もしますが、その辺は原作者による解説があるので、そちらを参照していただくとより楽しめるのではないかと。

それにしてもやはりというか、原作との比較はどうしてもしてしまいますね。まあアニメはアニメとして楽しみたいなんてことを言ってもそれはあくまで建前で、本音としてはアニメをきっかけに原作ファンの人がさらに増えてほしいというところなんですが。それはさておき、今後もこのアニメを楽しんでいけたらなーということで。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 10:28| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕は原作ファンですが、アニメも大変気に入っています。
珍しいんですかね?
わりと不満はないんですが、そもそも、あの原作をそのままアニメ化したらつまらなくなると思っているんで。
まあ、そういう僕も紅のアニメは1話で切ったんですけどね(苦笑)


カンピオーネ!〜原作好きのアニメチェック!〜#campi_anime #ラノベ - Togetter
http://togetter.com/li/342017
Posted by 水無月冬弥 at 2012年07月21日 20:12
なんというか、「アニメはアニメとして楽しむ」と上っ面で言ってみたところで、タイトルに「カンピオーネ!」の文字を冠している以上、かなりの期待をしてしまうんですよね。とんでもない面白さを秘めてるのを知ってる分、半端な面白さじゃ満足できないといいますか。
原作ファンでアニメも楽しめてる人が一定数いるのはわかってます。
が、個人的に『カンピオーネ!』に感じる面白さのスリートップである神話蘊蓄、中二バトル、ハーレムのいずれもがまだ見られないので、話的に次の区切りになるであろう4話くらいまでは、もう少し我慢が必要かなと思ってます。
とはいえ、楽しみたいと思っているのも事実なので、原作ファン視点の楽しみ方、参考にさせてもらいます。
Posted by 青山尚之 at 2012年07月22日 15:00
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