2012年03月30日

年刊日本SF傑作選 結晶銀河

結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) [文庫] / 大森 望, 日下 三蔵 (編...
結晶銀河 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫) [文庫] / 大森 望, 日下 三蔵 (編集); 東京創元社 (刊)

ちゃんとしたSFを読むのはこれが初めてかもというくらいSFの知識は乏しかったのですが、わからないところはわからないながらも楽しく読めました。以下にいくつか気に入ったものについてメモ程度に書き記します。

「アリスマ王の愛した魔物」(小川一水)
数学を用いた未来予測を異世界ファンタジーに持ち込むというのは夢が広がりますね。

「ゼロ年代の臨界点」(伴名練)
三人の女学生を中心にしてSF文学が勃興し勢い良く発展していく様は読んでいて気持ちよかった。評論の体裁をとっており、一歩引いた冷静な語調がまたいいですね。

「メデューサ複合体」(谷甲州)
一番SFらしいと感じた。宇宙開発はロマンですね。

「allo,toi,toi」(長谷敏司)
なんて優しい物語。犯罪者の尊厳の問題としても、性犯罪者が更正可能かという問題としても。慰められたり励まされたりと、自己肯定を通じて歪んだ認識を改めていく“アニマ”との対話は、読んでいて涙が零れそうになりました。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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