2011年10月16日

蝶の大陸 〜黄金のエミーリア〜

蝶の大陸―黄金のエミーリア (ルルル文庫) [文庫] / 入 皐 (著); カズアキ (イラス...
蝶の大陸―黄金のエミーリア (ルルル文庫) [文庫] / 入 皐 (著); カズアキ (イラスト); 小学館 (刊) bk1はこちら

エミーリアの鈍感ぷりが冴えわたる。どれだけ熱を込めてアプローチしても冗談か友愛の表現としか思ってもらえないルキノが不憫でならない。けどむしろその報われなさが面白かった。それにそのことで頭を悩ましてるルキノの姿は可愛くもあり。ともあれニヤニヤさせていただきました。

しかしエミーリアの鈍感ぶりも筋金入りだよなあ。伝説の英雄を曾祖母に持ち、彼女に外見が似ていて剣技に秀でてとくれば、その素性を知れば誰もがエミーリアに英雄としての曾祖母の影を重ねようというもの。そうなればいまだ死魔がはびこる世界で彼女に期待されるのは一人の女性としての生き方以前に、神殿騎士達の先頭に立ち死魔に立ち向かう英雄としての生き方となる。また、それを知らずとも並の男よりも大柄で、おまけに彼女自身も各地で暴れ回って武勇伝を残しているとなれば、周りに浮いた話なんてなくなりますよね。そうして自分に向けられる恋愛感情にはまるで頭の回らない女の子の出来上がり、と。ここまでくるとむしろ彼女にアタックかけるルキノがむしろチャレンジャーと思えてならない。けど、そんな風に女として見られず周りからも頼られてばかりで自分を押し殺してるところのあったエミーリアにとって、真剣に騎士団のことよりも彼女のことを優先して考えてくれるルキノは実に得難い幼なじみですよね。何度、お願い気付いてあげて!と叫びそうになったことか。まあルキノも想いのあまりたまに暴走するので冗談と受け取られてもしょうがないかなーと思えるところもありましたが、そこはそれ。エミーリアが恋愛の機微をある程度察することができるようになるまで気長に待ってあげてくださいとしか。

なかなかいい雰囲気で今後の二人の関係が気になるところなんですが、調べてみるとこれ続きは出てないみたいですね。残念ではありますが出てないものは仕方ないですか。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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