2011年09月01日

空色パンデミック 2

空色パンデミック2 (ファミ通文庫) [文庫] / 本田 誠 (著); 庭 (イラスト); エ...
空色パンデミック2 (ファミ通文庫) [文庫] / 本田 誠 (著); 庭 (イラスト); エンターブレイン (刊) bk1はこちら

色んな人の感想を見て、綺麗に終わっていると思えた一巻のあのラストですべてが終わったわけではなく二巻に続いているということは知ってましたが、実際二巻を読んでみるとそのつなぎ方が実に鮮やかで思わず唸らされた。さらにその後も事態がどう転ぶかわからない緊張感を孕みながらも他愛もない日常を描きしっかりコメディしてたかと思うと、後半はしっかり一巻同様の世界の運命と結衣さんの命を懸けたセカイ系の盛り上がりが待っている。この後半で一気に加速する怒涛のような盛り上がりはとんでもない。しかもそれが一巻・二巻と続けてだ。こういう話は普段ほとんど読まないんだけどそれでも飽きないどころかはまってしまう魅力がある。そして最高に盛り上がったラストのあとのエピローグにはしてやられた。なんてこったい。

ラストの景のかっこよさはまさに物語のヒーロー。ここまで出来るならね、それも二回、もうあんな恥ずかしがる必要はないと思うんだ。むしろ森崎のように誇ればいいよ。大切な人のために命張ったんだぜ。これほど誇らしいことが他にあるか? もしかしたらそれは結衣さんへの好意が空想病によって作り出されたものかもしれないという悩みの影響だったりするんでしょうかね。結衣さんのことを好きという割に景ってどうも大事なことになればなるほど結衣さんには関わりのないところで解決しようとする傾向があるからなー。心配かけまいとする心理かもしれないけど、それはやっぱりまだどこか信頼しきれないからと壁を作ってるように思えるんだよね。失いたくはないんだけどそれは偏に今の関係を崩したくないだけというか。まあそれで命懸けれるのはすごいんだけども。なんというかもう少し結衣さんのことを見てあげてほしいなと。

エピローグでは今回もまた綺麗に終わったように見えて終わりきってはいない、というかはっきりまだ終わってないっぽい感じが漂ってて……。どうなるんだこれ? 今回の話は一体どこまでが現実でどこからが空想病だったのか。読んでるこっちが「現空混在症」に罹ってしまいそうですよ。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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