2011年08月30日

珠華繚乱

珠華繚乱 (ルルル文庫) [文庫] / 宇津田 晴 (著); 山下 ナナオ (イラスト); 小...
珠華繚乱 (ルルル文庫) [文庫] / 宇津田 晴 (著); 山下 ナナオ (イラスト); 小学館 (刊) bk1はこちら

 かつて一度だけ会った少女と少年による爽やかな再会のお話。かと思ってたけど、あとがきを読んだら要所要所で親父たちの存在感が濃く感じられる。ほとんど出番なかったはずなのに。特に祥善は、蓮祥からしてみれば説明なしでゴタゴタに巻き込まれたのだからとんでもない親父ということになるのだけど、その実、こまけぇこたぁ(俺がやっとくから)いいんだよと言わんばかりにしっかり手は打っているから詳しい事情を知らない蓮祥でもちゃんと事態は打開できる、と。第一印象は豪気だったのに一方では周到な面もあるんじゃないですか。
 先の展開はすぐに読めてしまうのですが、それでも流夏のあのツンデレは惜しかったですね。稀に見る素晴らしい比だったのですけどね。なんといっても人前でけちょんけちょんに貶した後でのフォローに入るタイミングが絶妙だったんですよ。あの心配そうな声掛けさえあればあのネチネチとしたいやみもそのうちご褒美みたいに思えてきそうでやばかった。こわい人ですよまったく。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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