2011年08月22日

花守の竜の叙情詩 3

花守の竜の叙情詩3 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 淡路 帆希 (著); フルーツパ...
花守の竜の叙情詩3 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 淡路 帆希 (著); フルーツパンチ (イラスト); 富士見書房 (刊) bk1はこちら

 感動の最終巻。すごくいい話でした。帯の言葉にうるっときて、カラーの「あなた」でくらっときて。前回のラストがラストだったのでどうなっちゃうんだろうとハラハラしながら読み進めたのですが、無事に幸せな結末を迎えられてて大満足。二巻からこっち気を揉まされっぱなしの展開だっただけに、本当によかったなぁとしみじみ。
 今回はもうとにかくエレンの健気さが涙を誘うのですよね。アマポーラはテオバルトのことを忘れてしまっているから父とも慕うテオバルトがいない不満をアマポーラにぶつけても理解してもらえない。それにエレンとアマポーラの前にテオバルトが姿を現すことがあってもアマポーラとテオバルトがよそよしく振る舞ったりギクシャクしてたりするものだから、事情をよくわかってないエレンは幼いながらもおろおろと心を痛めたり。しかも心から慕う親ができたばかりであるというにもかかわらず、四歳というまだまだ甘えたい年頃でありながら、母であるアマポーラを困らせまいと必死に自分の感情を押し殺すその健気さ。なんという優しい、いい子であることか。最後のシーンを見てると、やっぱりこの子の幸せは仲睦まじく三人揃ってこそなんだなと思わされますね。
 ストリートしては以前にも書きましたが、お伽噺のように残された者たちの幸せを信じるしかなかった1巻の終わり方から、確かな幸せを感じさせる恋の物語のとしての3巻の終わり方へ、ということで。どちらがいいかと聞かれたらどちらも劣らず素晴らしいものでした。とはいえ今振り返ると、1巻はテオバルトとアマポーラの恋の話、2・3巻はそこにエレンも加わった3人の愛の話という印象も受けるのかなと。
 三人とも末永くお幸せに、とは言いません。だって、あの三人の家族なら幸せでない様子なんて想像もつかないから。
 とても素晴らしいシリーズでした。大好きです。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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