2011年06月20日

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿

耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫) [文庫] / 石川 博品 (著); うき (...
耳刈ネルリと奪われた七人の花婿 (ファミ通文庫) [文庫] / 石川 博品 (著); うき (イラスト); エンターブレイン (刊) bk1はこちら

シリーズ2巻。なりゆきから人気の舞姫チェリと演劇大祭の舞台にて同じ演目で勝負することになったネルリ達。奇しくもその年の演劇大祭には演目の原作者にして著名な文化英雄であるコーチキンを迎えることとなっていた――という感じのお話。

たまげた。こいつはたまげた。一巻の最大の魅力であったぶっ飛んだ一人称語りはややなりを潜めている感があって読みだしてすぐは物足りなくもあったのだけど、今回はそれ以上に展開がぶっ飛んでやがった。演劇大祭で勝負というと学園モノっぽい響きを受けるんだけど、そこから素直に転がっていかないのがこのシリーズのらしさと言える。ありふれた展開なんてお呼びじゃないとばかりに斜め上を行く展開が次から次へと押し寄せてくる。先の読めなさが尋常じゃない。次はどうなるんだろう、そうきたか、じゃあ次は、とページをめくるごとに驚きがある。そして、驚きの連続の末にあのラスト。まさかそんなふうに着地させてくるとは。もう呆然としてしまって言葉もなかったですね。アクロバットな展開を一発ネタとしてだけでなく突き詰めるとここまで面白くなるのか! なんという話を書いてくれるんだ、この作者は。天才か!? すげえ。すげえよ、この話。一巻ではまだ一人称語りだけの一発モノと思ってたけど、そうじゃなかった。これは傑作。どこがすごかったとか、一概には言えないのがまた…。とにかく全体的にすごい話でした。とんでもないなぁ。ネルリおそるべし。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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