2011年06月18日

パッチワーク!ワンダーランド 1

パッチワーク!ワンダーランド1 (ファミ通文庫) [文庫] / 庄司 卓 (著); マニャ子 ...
パッチワーク!ワンダーランド1 (ファミ通文庫) [文庫] / 庄司 卓 (著); マニャ子 (イラスト); エンターブレイン (刊) bk1はこちら

突如異世界に転移してしまった学園都市。冒険好きの達哉は持ち前の行動力を発揮して外に飛び出すも行き倒れてしまうのだが、何でも屋(ハウンド)のランドゥに拾われ別の町とともに転移してきたお嬢様探しの仕事に同行することになり――という感じのお話。

町ごと異世界に転移っていう話は初めて読んだかも。しかも現代日本からだけでなく、近現代のパラレルワールドから転移してきた町が他にいくつもあるようで、こういう様々な特色ある文化が同居する世界っていいですよね。今のところは主人公たちの現代日本世界、江戸時代ごろの武士の世界、昭和の中頃っぽいんだけど西部劇な匂いを感じさせる世界、大正辺りのモダンな世界なんかが登場してて、このごった煮感が楽しかったです。しかもそれ以外では現代よりも技術レベルで進んでそうな町の話もちらっと出てきてて、今後は一体どんな町が登場してくれるんだろうと想像するとワクワクしてきますね。

キャラとしては達哉のおバカさが気持ちいい。突然異世界に飛ばされて皆が深刻になってる中、一人だけ「ゲームやラノベみたいな世界」に来たことで有頂天になってはしゃぎまわってる様子が面白いこと。はしゃぎすぎた挙句に何度も状況説明の会話をぶったぎったりもしてくれてるんだけど、なんか憎めないんですよね。こいつ一人だけ見てる世界が違うっていうか、どこまでも純粋に異世界を楽しんでやろうっていう気持ちに満ちてるからでしょうか。悲観なんて全くしない100%ポジティブ。自称主人公属性は伊達じゃないマイペースぶりには好感が持てます。

タイトルに1とあるようにいかにも続刊前提の終わり方だった(というより解決してない)ので、ストーリーについてはまだ何とも言えないところはありますが、ともかく期待できそうなシリーズということで。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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