2011年05月25日

とりあえず伝説の勇者の伝説 @  脱力のヒロイック・サーガ

脱力のヒロイック・サーガ―とりあえず伝説の勇者の伝説〈1〉 (富士見ファンタジア文庫) [文庫...
脱力のヒロイック・サーガ―とりあえず伝説の勇者の伝説〈1〉 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 鏡 貴也 (著); とよた 瑣織 (イラスト); 富士見書房 (刊) bk1はこちら

短編シリーズ第1巻。ライナとエリスは各地の勇者伝説の調査を進めるのだが、一方でミルク率いる『忌破り』追撃隊がしつこく彼らを付け狙い――という感じのお話。

軽い。本編以上に軽い話だぞ…。本編がコメディとシリアスの割合が7:3くらいで、基本はゆるく、だけど要所はガチっときめるという感じだったのですが、こちらはもうひたすらゆるい。シリアス方面を期待してたのでこれはどうしたものかと思ってしまいましたが、おなじみのやりとりが面白いのでまあいいかと。

それにしてもこの二人、長編の方では文献調査しかしてないじゃんと思ってたら実地の調査はこっちのシリーズしてたのね。ライナのさぼり癖のせいかとも思ってたけど、そうか、一応仕事してたのか…。

まあそれはともかく、短編形式でサクサク話が進んでいくせいか、なかなかテンポがいいですね。長編になるとだらけてしまうところもあるので、一話これくらいの長さがこのシリーズにはあってるんじゃないかと。

作中でギャグのように触れられてたんですが、勇者の遺物調査という目的を隠したり、他国との摩擦が生じることを回避したりっていうことは一応しっかりと考えられてたんですね。勇者の遺物ってその威力とかローランドの人間がそれを探ってることとかが知られたら各国が躍起になって争奪戦が始まるのが目に見えてますからね。扱いはギャグとして流されているものの、そこはきちっと配慮されてるんだなと感心しました。ただ、いくら偽装工作がされてるとはいえ、二人の行く先々で不思議な出来事が起こるとすれば早晩気付かれそうな気はしますが。それとも忌破り追撃隊って、二人がローランドからの逃亡者であると思いこませることのほかに、ちょっと不思議なことが起きても彼らとの闘いのせいですよって思わせるためのフェイクの役割もあるのかしら。

最後の話はちょこっと次の長編とも関わってるそうなのでその辺も楽しみ。とはいえ次は短編の2巻を読むといいらしいのでそちらを先にしてみんとす。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 08:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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