2011年05月16日

レイン 1  雨の日に生まれた戦士

レイン〈1〉雨の日に生まれた戦士 (アルファポリス文庫) [文庫] / 吉野 匠 (著); ア...
レイン〈1〉雨の日に生まれた戦士 (アルファポリス文庫) [文庫] / 吉野 匠 (著); アルファポリス (刊) bk1はこちら

シグルド王の統べる大国ザーマインから弱小国サンクワールへと軍勢が迫る。迎え撃たんとするダグラス王に対してレインはその不利を訴えるも王の不興を買い謹慎を命じられてしまい――という感じのお話。

ファンタジー戦記に分類されるのでしょうが、基本的にノリは軽め。というか、レインが最強すぎるぜ。人間離れした強さに策略をめぐらす頭脳を併せもってと、もうどれだけレイン無双なのかと。主人公をここまで強くしちゃったらワンサイドな展開になりはしないかと不安もありましたが、シグルド王はその上を行く強さのようなので本気の頂上決戦に向けて期待が高まります。しかし、この二人だけ強さが飛びぬけちゃってる感があるんで、他のキャラが入り込む余地があるのかなという不安もなきにしもあらず。あと、1巻からいきなり最強同士のぶつかり合いの場面を持って来るというのは、よっぽどの展開じゃないと2巻以降中だるみしてしまいそうでなかなか難しいところだと思うんですけど、そこは作者の力量が問われるところなのかな。

軽いノリを作り出しているのは大抵はレインの性格によるものなんでしょうけど、いくらなんでも自由人すぎませんかね。平民の身分から引き立てられていながらあまりにも礼儀知らずな態度はさすがにダグラス王でなくともキレていいと思う。将軍よりも勇者といわれた方がしっくりくるような軽さですからね。人に仕えているという当初の立場がそもそも似合ってなかったんだよなー。

まあそんな自由人のことはいいんです。シェルファ王女が素晴らしいんです。レインのことなら何があってもさもありなんって感じで澄ました顔してるなんて、どんだけ入れ込んでるんだよと。世馴れてなくてレインの法螺を真に受けちゃってるところもあるんでしょうけど、ここまでの信頼を向けられたらそれやあ怠け者のレインでも張り切らなきゃって気になりますよね。恋する少女としてはかわいいし王女様として人の上に立つ者としての自覚もあるようですし、なかなかにポイント高いです。レインみたいな野郎には勿体ないくらいのよくできた王女様ですよ。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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