2011年05月05日

ウチの姫様にはがっかりです…。

ウチの姫さまにはがっかりです…。 (電撃文庫 す 5-22) [文庫] / 鈴木 鈴 (著);...
ウチの姫さまにはがっかりです…。 (電撃文庫 す 5-22) [文庫] / 鈴木 鈴 (著); 藤真 拓哉 (イラスト); アスキー・メディアワークス (刊) bk1はこちら

聖女のように慕われる信頼されるイリステラ王女の秘密の趣味を知ってしまった騎士見習いのアッシュは、数日後に騎士叙任を受けた直後、王女本人の指名により王女付きの護衛騎士に任命されてしまい――という感じのお話。

タイトルとあらすじからおばかな内容しか想像できなかったのですが、王女さまと騎士の話とくれば読まずにはいられなかったんです。でも、実際読んでみるとそこまでひどくはなかったようにも思います。あくまで思ったよりは、ですが。

秘密の趣味の内容なんてカラーイラスト時点でばれてるので伏せずにいきますが、まあS趣味ですね。知ってしまった瞬間は確かになにしてんのこの人たちってあっけにとられてしまいましたけど、別に機密にしなきゃいけないとまでは思えなかったり。S趣味がばれると国の威信に関わるなんて理屈はとてもではないけど理解できませんでしたが、たぶんにアッシュ自身の願望が含まれてるんでしょうね。自分が仕える憧れの王女さまはそんなはしたないまねをしてはいけないと。で、それを諌める理由づけの段階でいつのまにかひいては国のためみたいな尤もらしい理屈を混ぜ込んで使命感みたいなものにまで高めて正当化してるんじゃないかな。

しかしこの王女さま、知れば知るほど国民から慕われるようなお姫さまとは思えなくなってくる不思議。当初のアッシュの抱いてたイメージからの落差がひどい。欲望には忠実に、ことあるごとにアッシュを苛めようとするところとか、すごく残念なお姫さまですね。序盤の展開ではアッシュが王女さまを教育し直す話になるかと思いきや、いつのまにか王女さまがアッシュを調教する話になってるし。このマイペースさは天然ゆえかそれとも王女さまとしての育ちのせいか。こうなるともはやアッシュがどこまで目覚めてくれるのかに期待したくなってきたり。

アッシュに苛められ役の座を奪われていじけがちなティリエルもなかなかによかったんですが、そのうち欲求不満が爆発しそうで、可笑しい。果たしてアッシュの影に隠れがちになっている彼女の挽回劇はあるのか。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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