2011年04月22日

ゴールデンタイム 1  春にしてブラックアウト

ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫) [文庫] / 竹宮 ゆゆこ (著)...
ゴールデンタイム〈1〉春にしてブラックアウト (電撃文庫) [文庫] / 竹宮 ゆゆこ (著); 駒都 えーじ (イラスト); アスキーメディアワークス (刊) bk1はこちら
 晴れて大学に合格し上京してきた多田万里。大学デビュー、東京デビュー、一人暮らしデビュー、と初めてのことづくしで浮足立つ彼は、入学式当日、不意打ちにあう。
 圧倒的なお嬢様オーラ! 完璧な人生のシナリオ! 得意なのは一人相撲!
 襲撃者の名は加賀香子。薔薇の花束を万里に叩きつけた彼女は、万里の友達でもある幼馴染の柳沢を追いかけて、同じ大学に入学してきたという。そんな眩しくも危うい香子が気にかかり、放っておけない万里だが――?
 竹宮ゆゆこ&駒都えーじの強力タッグが送る青春ラブコメ!

ダメ。これはダメ。もうまったくもって楽しめる気がしない。お色気鐘やら登場人物たちのテンションやらイマドキ(?)の言葉やら、そのどれをとってもノリが合わない。一部の言葉が日本語でおk状態ですらあるのはなぜでしょうか。こいつらとは住んでる世界が完全に違うんだろうなということは話の端々から痛感させられるんですが、それはそれとして楽しめそうなポイントを何一つ見つけらませんでした。その上、ラノベにありがちな夢見るキャラである香子の夢が完膚なきまでに叩き潰される展開とかなんですかそれは? なんて幻想殺しですか、この作品は。夢見るヒロインを明らかに痛い奴として嘲笑し、完膚なきまでに彼女のアイデンティティを叩きのめし、その果てに現実を見る「大人」へと改変していく。これで最終的に香子が「大人」としての幸せなんて手にしようものならありとあらゆる暴言を投げつけて貶めてやりたいところ。郷に入っては郷に従えというのは、まあそれが賢い生き方だとは思いますよ。でも、ラノベの世界にまでその原理を持ち込まないでいただきたい。それこそメディワークス文庫でやれってテーマだと思うんですよ。本当にひどい作品だと思う。読後感最悪。盛大に地雷踏んだなあ、これは。

まあなんというかですね、ぼっちなオタクが読むものではないと思います。なまじリアルに見えるだけにルサンチマンが溜まって仕方ありませんから。とりあえず新入生の人は、この作品を読んでもルサンチマンが溜まらない学生生活が送れるよう頑張るといいんじゃないでしょうかとどうでもいい一言をば。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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