2011年04月17日

奇跡泥棒と乙女の祈り

奇跡泥棒と乙女の祈り (B’s‐LOG文庫) [文庫] / 真朱 那奈 (著); 香坂 ゆう ...
奇跡泥棒と乙女の祈り (B’s‐LOG文庫) [文庫] / 真朱 那奈 (著); 香坂 ゆう (イラスト); エンターブレイン (刊) bk1はこちら

先祖が悪魔と契約したことから悪魔に取りつかれているラヴァル家。彼女たちはそんな境遇にもめげずに復活を目論む悪魔を封じたままにするべく、〈奇跡〉の力を集めて回っていた。そんなある日、次女のジェシーがひょんなことから神学生のローレルと出会い、なりゆきから彼がラヴァル家で寝泊まりすることになる。そうして秘密を抱えた共同生活が始まるのだが、次第にジェシーはローレルに惹かれていき――という感じのお話。

これは素敵な話。ローレルの個性がやや薄いような気もしますが、その分ジェシー目線からは理想的な王子様のように見えてなかなかよかったです。多少違和感を感じなくもありませんでしたが、少年向けのラブコメヒロインに感じるものと同種のものなんだろうなーと思うと、新鮮にも思えますね。

シスコンの弟ベルもなかなかによかったですね。気安くジェシーに近付くローレルにつっかかる姿なんかは可愛らしかったですし。加えて、ダメな子だから的なオーラを出しまくってる姉のジェシーのためを思って、時に小悪魔モードでジェシーに頼み事をする姿は実にいいものでした。

悪魔に取りつかれてその復活を阻止することに生涯を捧げるという、なんだか不幸まっただ中な(しかもそもそもの原因は数代前にまで遡るという)姉妹ですが、そんなことは全く感じさせずにたくましく生きる姿も素敵でしたね。そのおかげもあってか設定の割にはかなりコミカルな雰囲気になってましたし。サクサク読めて適度に楽しめるのは気軽な読み物としてグッド。

続刊の予定は見かけないのですが、シリーズ化してほしい作品ではありますね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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