2011年03月30日

お・り・が・み  龍の火

お・り・が・み 龍の火 (角川スニーカー文庫) [文庫] / 林 トモアキ (著); 2C=が...
お・り・が・み 龍の火 (角川スニーカー文庫) [文庫] / 林 トモアキ (著); 2C=がろあ〜 (イラスト); 角川書店 (刊) bk1はこちら

シリーズ第2巻。母親に引き取られ平穏な生活を取り戻したかに見えた鈴蘭だったが、伊織貴瀬が鈴蘭の学園に教師として赴任してきたことであっさりとその平穏は破られる。同じ頃、日本政府が抱える唯一の対魔組織である〈関東機関〉では、開発中の龍騎士によるクーデターが予告されて――という感じのお話。

いきなり強くなっちゃうのかよ!? まあこの作者のそれまで積み上げてきた設定を突然ひっくり返すような展開には慣れてるんで別にいいですけど、初見の人はこれ本を壁に投げつけてもいいレベルじゃないかしら。強くなるための修練やら能力の覚醒やらという過程を一切置かずにそういえば俺強かったんですよ、みたいな展開は、普通に考えれば唐突に過ぎるんだけど、これこそがこの作者らしさだなと思えてしまうあたり私はすっかり林トモアキ作品のファンなんだなと改めて思わされたり。

今回はたぁくんの立場が相対的に下がったでしょうか? というよりもたぁくんよりも一枚上手な人がメインで登場したと言った方がいいのかな。飛騨真琴、この子は高校生でありながら魔殺商会率いるたぁくんをそれはもう簡単に自分のペースに巻き込んでしまうから面白い。今回自分が局長を務める〈関東機関〉でクーデターなんて起こされかけてかなりの苦境に立たされてたはずなのに、それを全くといっていいほど感じさせなかったのは図太いというかなんというか。女子高生とはいえそこは第三世界に身を置く人間なんだなと感心してしまうほど。どこまでが地でどこまでが作ってるキャラなのかわからないところもありますが、それがまた底の見えない不敵なキャラを作ってもいますよね。

たぁくんは結局記憶が戻ってもあんまりキャラは変わらなかったのはやや意外。結構重たい過去を引きずってそうだったんだけどな。これもこの作者らしいノリのなせる技なんでしょうか。むしろ普段とシリアス時のギャップが激しくなった分さらに愉快なキャラになったような・・・。本当にまあ、たぁくんはかわいいですね(しみじみ


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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