2011年03月30日

H+P(1) ―ひめぱら―

H+P(1) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 風見 周 (著); ひ...
H+P(1)  ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 風見 周 (著); ひなた 睦月 (イラスト); 富士見書房 (刊) bk1はこちら

後宮に仕える王仕候補のことごとくを敵国に捕らえられてしまったトレクワーズ王国では代わりとなる男を異世界から召喚することになった。そうして上来恭太郎はこの世界に突然呼び出されることになった。トレクワーズでは子を持つ女性しか王位を告げないことから、五人の王女さまがことあるごとに恭太郎に迫ってきて――という感じのお話。

『殺×愛』の風見周さんの新シリーズ。『殺×愛』みたいなストーリーを期待するとガッカリするとは事前に聞いていましたが、これは確かに『殺×愛』みたいな傷つけ合いながらのラブストーリーとは対照的なエロコメですね。まあそれ自体は別に覚悟してたのでそういう話なりの楽しみを見つけていこうとしたわけですけど・・・。うーん、これはちょっと厳しいかも。一応ファンタジー世界ではあるからそっちがしっかりしてれば楽しめるかもとは思ったんですけどね。いかんせんエロコメの方にたくさんページが割かれててそっちの描写はあっさりしすぎてたのが残念。今回は王女さまたちの顔見せが中心っぽかったから次回以降ならもしかしたらそっちもしっかり描かれていくのかな?

終盤のバトルシーンでも違和感が・・・(一応軍勢を率いてはいたけど、あれはバトルといった方がいいものでしたよね)。相手がユフィナ一人だけだったこともありカルタギア側は完全に侮ってかかってたとは思うんですけど、それにしたって1人で3万の軍勢を釘付けにできるって何事なの? ユフィナってそんなに強かったの? ということは、そんなユフィナに対して優勢だったムージは数万の軍勢に匹敵する強さを持つってこと? それなら万単位の軍隊なんて不必要じゃない? ティラノサウルスにしろ3万の軍勢にしろ、ただ単に敵が強大であることを示すためだけに使い捨てられてる感があってなんだかなと。

戦場の距離感についても。各地方に応援に行ったはずのエリスやレイシアたちは、作中の描写を見ているパッと行ってパッと帰ってきたようにしか思えないんだけど、いくらなんでも往復時間短すぎじゃないかな。飛竜を使えばすぐ、なんてセリフはあったもののそんなにパッと移動できる手段があるならなんでカルタギア側はそれを使わなかったんだろう。希少な存在だから軍隊に採用できるほどではないということなのかな?

それと、女性優位の社会であり恭太郎は後宮に飼われているだけの身といってもいいのに、王女さまたちの迫り方が基本的に恭太郎が襲ってくるのを待つような方法ばかりなのも気になる。魔法を使えるのは女性だけであり、力関係でも明らかに女性の方が上であるのだからもっと自分から主導権握るような迫り方が一般的になってると思ったんだけどな。というよりも、王女さま側から恭太郎を押し倒すシーンばかりになると思ってたんですけどね。むしろ男に媚を売るようなシチュエーションばかりで意外というか拍子抜けというか。

なんだかんだと書いてきましたがつまるところは微妙と、そういうことですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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