2011年03月18日

伝説の勇者の伝説 2  宿命の二人三脚

伝説の勇者の伝説〈2〉宿命の二人三脚 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 鏡 貴也 (著...
伝説の勇者の伝説〈2〉宿命の二人三脚 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 鏡 貴也 (著); とよた 瑣織 (イラスト); 富士見書房 (刊) bk1はこちら

各地に眠るという勇者の遺物を求めて旅に出ることになったライナはフェリスやシオンにせっつかれながら隣国ネルファ皇国で調査をしていた。一方のシオンの周りでは貴族が不穏な動きを取っていて――という感じのお話。

今回も掛け合いが楽しくてスラスラ読めますね。というか、フェリスやシオンやから脅迫まがいにせっつかれて休む間もない状態のライナがあとがきでしめきりがいくつも迫ってるっていうのと被って見えて、これ笑っていいのかななんて思ったりも。

前回まるまる序章だったこともありますが、このシリーズって1巻辺りの進展は結構ゆっくり目なのかな。あまり間を置かずににサクサク読み進めていった方が楽しめるのかもしれませんね。

それにしても勇者の遺物って本当にあったんだな。いやまあ疑ってたわけじゃないんですけど、各地に伝承として残ってるなんていわれても1巻の時点ではどれほどの効力を発するのかや作中時点で実際に扱ってる人がいるのかなどについての説明がなかったので、伝承の多くは眉唾物か、もしくは本当だとしてもそれほど強大な力は秘めてないんじゃないかと勝手に思い込んでました。今回は悪魔と呼ばれる側が使ってた道具らしいですけど、それにしたってエスタブールの魔法騎士団50人を圧倒したライナと、さらにそのライナですら歯が立たない立たないフェリスを相手取っても互角以上の戦いができる程の力を有していたとは・・・。あれほどの力があるなら確かに一つでも戦場での抑止力となりうるだろうし、何十と集めれば戦争そのものをすらなくしてしまうことも可能なのかもしれない。でも、そうして得られる平和は武力を背景にしたものであり、ローランド以外の国も勇者の遺物を集め出したらそれこそ目も当てられないほどに悲惨な戦場が現出されてしまう恐れだってあるんじゃないかな。ましてや世界にいくつあるかもわからない遺物なのだから、独占できるかどうかには疑問符がつく。ライナとフェリスは大っぴらにローランドの国からの命令としてではなく私人としての立場で遺物を探して回ってるわけだけど、それでもローランドの人間であることは確かなわけで。いくつか手に入れていくとそのうちローランドの人間であることを問題視する連中もでてくるんじゃないかな。

新たにシオンの側近となったミランも不気味な印象を与えまくってて気になる。経歴が謎な上にとんでもない能力と暴力的な手段を採ることにもなんら躊躇しない。これで警戒するなという方が無理ですが、シオンが王としてどこまでこいつを使いこなすことができるのかというのも面白くはありますね。表面上は臣下として忠実に働いているその腹で何を考えているのかよくわからないところもあり、注意深く見つめてく必要がありそうですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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