2011年03月16日

ダークロード  漆黒の断罪者

ダークロード 漆黒の断罪者 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 十月 ユウ (著); ...
ダークロード  漆黒の断罪者 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 十月 ユウ (著); いっせー (イラスト); 富士見書房 (刊) bk1はこちら

かつて貴族から人体実験まがいの虐待を受けた少年・ルイヤ。先代の暗黒卿に救い出されその能力を継承した彼は、かつて憎んだはずの貴族として黒宵街の領主となっていた。そして闇と下僕を従えながら先代から受け継いだ大それた目的を果たそうとしていた――という感じのお話。

十月先生の新作きましたよ! 自分でもなんでこんなに興奮してるのかわかりませんが、あの十月先生と聞いては黙っていられませんとも、読む前からオススメ決定ですね(おい

それはさておき、設定の割にダークな雰囲気はやや薄めだった印象。ルイヤの鬼畜なキャラよりも流妃との濃密な関係や京夜との軽い会話のやりとりが多かったせいでしょうかね。あんまり悪い結末を予感させる伏線などがなかったので、雰囲気が出せていなかったのかも。

いやでもそれはいいんですよ。そんなことより流妃とのエッチについてですね。先生そっちのリミッターは設けてくださ・・・いやもっとやれ! 回数は減らしていいんでもっと濃密なプレイを所望します、はい。

そしてやはりこの人の描くキャラの魅力と言えばそのSっぷりですね。鬼畜眼鏡な設定の割に今回眼鏡イラストがなかったのは残念というほかありませんが、既に勝敗が決した敵への理不尽なまでの暴力には清々しさすら感じますね。前作『覇者の三剣』の方がドSと呼ぶにふさわしかったと思いますが、この容赦のなさはやっぱり十月先生だなと一人納得してました。そして親友である京夜との語尾に「死ねばいいのに」を連発させまくるやりとりにもニヤニヤ。男同士の腐れ縁を感じさせる会話はいいものですね。そして二人の「あの夜」というのがすごく気になるんですが、ルイヤ様もそこ否定しなかったし。激しく詳細希望なんですが。ホントこの作家さんはヒロインと絡ませるより男同士の会話の方が面白いですね。ラノベ作家としてはなかなか稀有な存在な気がするんですよね。

普段クールなルイヤに比べて情熱的な?京夜のキャラは面白くはあるんだけど、流妃もつっこんでるようにこいつよくあんな幼い容姿で結婚なんてできたな。愛を感じたら表に出さずにはいられないような直情的な人だからたぶん京夜の方がリードしたんだろうけど、いくらなんでもショタすぎるし、結婚が決まるまでに結構な紆余曲折があったんじゃないだろうか。しかもそのお相手がなんと社交界の花だったというじゃないですか。婿に入ったみたいだから立場的には弱いみたいだけど、独り身で下僕に「セーヨクショリ」させてるルイヤとのこの格差はなんでしょうね(どっちがいいかと聞かれたらよくわからないところですけど)。SとMで性格的な相性も良かったからすんなり結婚まで運んだんでしょうかね。それともエリザの方が社交界の付き合いにうんざりしてて、数多の言い寄ってくる男たちの中から自分のいいように扱えそうな都合のいい相手として京夜が選ばれたとか? いろいろ想像してみるのもなかなか面白いですね。いずれにせよ夫婦仲は良好な様子。京夜がかなり尻に敷かれてるみたいだけど、本人喜んでるからまあいいのかな。

ルイヤと京夜がかつて殺し合ったというのは、二人の仲良さげなやりとりを見てるにかなり意外。やむにやまれぬ状況に追い込まれたとしても、それでも友情をとっちゃいそうな中に見えるんですけどね。ルイヤは一年経った今でもまだデッキが全然そろってないみたいなので、ルイヤ側から仕掛けたとは考えにくい。となると、京夜が王党派としての立場から仕掛けたと考えるのが自然に思えるんですけど、それにしたって王はまだルイヤを危険視すらしていないみたいですし・・・。謎ですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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