2011年03月14日

Xの魔王 2

Xの魔王 2 (MF文庫J) [文庫] / 伊都 工平 (著); 万国あゆや (イラスト); ...
Xの魔王 2 (MF文庫J) [文庫] / 伊都 工平 (著); 万国あゆや (イラスト); メディアファクトリー (刊) bk1はこちら
心と体が勇者アティスと入れ替わった魔王ミトラスは、フェシナス王国の王となる。そしてアティスもついに、カルセ王女との幸福で穏やかな生活を取り戻した。しかし魔王とカルセ王女の間には、決してアティスには知られてはならない秘密がある――。一方そのころ、大弓使いの『仮面の盗賊』が王国を分断せんと暗躍を始めた。騒動の背後には魔王の仇敵たる天空人の姿が見え隠れする。この王国の危機に対抗するため、魔王は移動王室騎士団『プリマ=アシエス』を設立。その最初の一人目として、平和に暮らすアティスを誘うのだが。――トライアングルファンタジー第二弾!

どうも話がわかりにくかった印象が。

衝撃のラストとなった前回のアレについてはアティスにばれるタイミングがキーになるかなとも思ってたんですけど、案外あっさり知られちゃったんですね。アティスの受けた衝撃はあっさりなんてものじゃなかったんですけど、ここで明かさずシリーズ終盤まで引っ張って、という線で予想していたのでかなり意外な展開。で、そこまではまあなんとかわかったんですけど、結局カルセ王女は今どういう状態なんでしょう? 作中の記述だけではそこがよくわからなかったんですが・・・。読解力不足のせいかもしれませんが、もうちょっとはっきり書いてほしかったかな。

しかし魔王はもうずいぶん人間臭くなってるなあ。痛覚無視したり絶大な魔力を有してるところは相変わらず人間離れしてるんだけど、心の方はかなり人間に近付いてますよね。カルセから想いを寄せられるアティスへの嫉妬、フェシナス国王へではなくアティス王へと寄せられる民の期待への嫉妬、これらひっくるめてアティスへの嫉妬はまさに魔王が理解できずにいる人間としての心理を持ちあわせてきている証左。最終的に魔王として人間と敵対する将来を見失ってはいないものの、すでにその契約との葛藤を起こし始めていたりと心中なかなかに穏やかではいられない様子。けど、もともと数多の人間の願いを聞き彼らとの契約にがんじがらめに縛られてきた魔王であるだけに、結構そういう情に絆されやすいところがあるのかもしれませんね。魔王らしからぬ自己矛盾的な葛藤はどう転がるかわからないだけに一波乱ありそうな予感も。

ああしかし、嫉妬ですよ嫉妬。魔王×王女×勇者のトライアングルファンタジーなんていう宣伝文句を見たときから三角関係モノになるんじゃないかと期待してんですけど、これはもう立派な横恋慕モノですよ。カルセとアティスが盤石すぎてその中に入り込む余地を見出せない魔王なんだけども、そんな状態で色々鬱屈した感情をアティスに妬み・嫉みとして向ける魔王のなんといじらしいこと。男の嫉妬はかくもおいしきものかと再確認できました。本当にありがとうございます。

よくわからないところの残る話でしたが、魔王としてはその体を取り戻してないしまだまだ続く様子。そしてYと敵対してたかと思えばXとか出てきて話が広がってきた? そのあたり、あとがきで本編の内容を要約しているようなんですけど、抽象的で理解しきれない・・・orz うーん、なんとかかじりついていきたいところですね。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。