2011年03月11日

いばらの呪い師  病葉兄妹 対 怪人三日月卿

いばらの呪い師 (ガガガ文庫) [文庫] / 大谷 久 (著); 望月 朔 (イラスト); 小...
いばらの呪い師 (ガガガ文庫) [文庫] / 大谷 久 (著); 望月 朔 (イラスト); 小学館 (刊) bk1はこちら
すべてを燃やす“炎獄蝶”を暴走させ、帝都を火の海にするという不祥事を起こした呪い師の兄妹――僕・久郎と妹の夕日ちゃん。不可能犯罪を次々実行し、市民を恐怖に陥れる怪人三日月卿を捕まえるよう命令された僕ら。逮捕できなければ僕たち兄弟は島流し決定! 怪人はあらゆる望みを叶える『絶対言語』を操り、美術館を狙う。僕たち呪い師はその異形の力で怪人の謎を暴き、たたきのめすことができるだろうか? 『うみねこのなく頃に』の竜騎士07が選んだ、第4回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作。帝都系異能バトル!

なんというか、あんまりパッとしない印象。つまらなかったわけではないんだけど、これという見所にも乏しかったような。

久郎と夕日ちゃんの兄妹がシスコン・ブラコンという設定に一番期待してたのだけど、もうちょっと全編にわたるくらいの勢いで見せてほしかったかな。夕日ちゃんが傷ついたりしたときに暴走しだす久郎の能力は面白かったんだけど、最初からそんなもの隠してるんならキャラ紹介のところの冴えない呪い師っていうのはミスリードを誘ってるというかある種の詐欺じゃないかと思ってしまうわけですよ。発動条件は久郎にとってあってはならないことだから、久郎自身がその能力のことを認めたがらないのはわかるけども。

ヤンデレ風味な夕日ちゃんもかわいくはあるんだけど、この子はこの子で最強の使い手という割に今回ほとんど活躍してないぞ。性格的にムラッ気のある子だというのはわかるんだけど、それにしたって見せ場が冒頭で屍人の館を燃やしかけちゃったことと自分の家を全焼させてしまったことくらいしかないっていうのはどうなんだろう。

なんというかキャラ紹介から想像できる内容とこの巻のストーリーが乖離してたように思うんですよね。それもいい方向にではなく。うーん、すっきりしない読後感。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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