2011年03月08日

女王家の華燭

女王家の華燭 (ルルル文庫) [文庫] / 葵木 あんね (著); 日野 杏寿 (イラスト);...
女王家の華燭 (ルルル文庫) [文庫] / 葵木 あんね (著); 日野 杏寿 (イラスト); 小学館 (刊) bk1はこちら

炎杳国との戦に敗れた夜冗国は、和議の条件として炎杳国公主・宝蘭の婿となる公子を要求される。誰もが炎杳国行きを望まない中、親兄弟から忌み嫌われていた宵雪は半ば厄介払いされるのように炎杳国に向かうこととなる。不思議な金色の炎を操ると言われる炎杳国の王族とはどんな化け物かと恐がっていた宵雪だが、婚礼の場に現れた宝蘭はとても美しい少女で――という感じのお話。

うわーお。宵雪と宝蘭がひたすらイチャイチャしてるだけのお話じゃないですか。序盤、二人が打ち解けるまでこそすれ違いがあったりもしましたが、あとはひたすらイチャイチャしっぱなし。なんですかこの顔が緩みきって仕方ないイチャラブ空間は。いいぞ、もっとやれ。

というか、まあ最初のすれ違いからしてあんなに美しい人が人間なはずがないとかいうしょうもない理由なわけですよ。はいはい、一目惚れ一目惚れ。

とにもかくにもいくつかあるエピソードの全てにおいてこの二人が初々しいのなんのって、顔のニヤケが収まりませんよ。新婚さんっていいですな。

一目惚れから始まった夫婦生活で、お互いのことを知れば知るほど好きになるっていうのは本当にいい仲だよな。夜冗国では不吉であるとされて忌み嫌われていた宵雪の赤い瞳も宝蘭に肯定されてかなりとも救われたようだし。宵雪のことを高く評価してた夙義なんかは宵雪は君主となるべき器だと思ってたみたいだけど、忌み嫌われる君主となるくらいなら愛する人と穏やかに暮らせる炎杳国での生活の方がよっぽど幸せなようにも思える。そういう意味で、夜冗国王でもある宵雪の父にとっては屈辱以外のなにものでもなかったこの婚姻は、宵雪にとってはこの上ない人生の転機になったんじゃないかな。

二人の幸せそうな日々を眺めてるだけで十分すぎるくらいに満足してしまったので、終盤の陰謀劇はちょっと蛇足気味かなと思えるところも。そもそも敗れたりとはいえ国力に勝る夜冗国が屈辱的な条件を呑む必要はないのでは・・・とも思いましたが、このつっこみは無粋ですね。

なんにせよ安心して読めるイチャイチャ夫婦でした。宝蘭の母親の希望も本当にすぐに叶えちゃいそうなアツアツっぷりですが、まあそれはそれとして。末永くお幸せにー。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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