2011年02月22日

偽りのドラグーン V

偽りのドラグーン〈3〉 (電撃文庫) [文庫] / 三上 延 (著); 椎名 優 (イラスト)...
偽りのドラグーン〈3〉 (電撃文庫) [文庫] / 三上 延 (著); 椎名 優 (イラスト); アスキーメディアワークス (刊)

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皇女グロリアらレガリオン軍による奇襲を退けた騎士学院だったが、再度の来襲を退けうる保証はなかった。そこで学院長の決断により、学院島を海洋連合の一大強国であるウルス公国へと向かわせ同盟締結を目論む。ところが、レガリオン軍も同じくウルス公国に同盟を持ち掛けており……。また、ウルス公国の公女サラはヴィクトルの許婚であるらしく……という感じのお話。

これは予想外の展開。まさかこのシリーズでラブコメが展開されるとは思ってもみませんでした。「ヴィクトル」の許婚となっていたサラが登場してジャンにベッタリで熱烈なアプローチをし始めるや途端に焼き餅を焼きだすティアナって、こんな状況を誰が予想できましたか。おまけにクリスまでジャンのことが気になって気になって、ジャンの前ではすっかり女の子らしい仕草を見せるように。本当になんだこれ。どうしてこうなった。ストーリーを路線転換したのかと思ってしまうくらいに雰囲気が変わっててビックリしました。
それでもあくまでラブコメはメインの話の合間に展開されるものだったので、楽しめる要素が増えたと思える程度のほどほどなバランスでさらにこのシリーズに対する期待感が高まってきました。

まあでもティアナがこのラブコメ関係に加わることになったきっかけは完全に学院長ガートルードの忠告にありますよね。それまでは特にティアナがジャンを異性として意識したことなんてなかったはずなのに・・・。よくやったと言ってもいいところですけど、もう少しティアナのことを理解してやってくださいとも言いたくなる。まあティアナの方がガートルードには心を開いてないみたいなので難しいところだとは思いますが。

一方のクリスは突然女の子らしい仕草なんか見せ出すものだから、それまで男として何の気なしに心理的な距離を縮めていたこともあってドキッとせずにはいられない魅力を持ち合わせるようになりましたよ。狙ったわけでもないのにアダマスの心まで揺らしちゃって。これはもう魔性の女ですよ。ましてやジャンなんてイチコロ。もう陥落寸前じゃないですか。しかもこれがそんなに意識してやってることじゃないというのがまたすごい。クリス、恐ろしい子。

そして本物のヴィクトル。序章にてこの男の事がちょろっと触れられてましたが、彼の竜族に対する疑問はレガリオン帝国と竜帝国との対立とはまた別の角度からこの物語の世界について知る手掛かりとなるのかもしれませんね。あるいはその対立となんらかの関係があるのかも。古来から存在していたという竜に頼らず機械を信奉する国家が存在しているというのに、アバディーン王国で竜族について疑問を抱いたのがヴィクトル一人だけだったのにはなにかわけがあるのか。などなど気になってきますね。

そんなわけで、ラブコメとしての楽しみも増えた本シリーズ。次回、出撃予告がなされたレガリオン軍との再度激突が起こるのか。楽しみですね。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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