2011年02月20日

チェーザレ 破壊の創造者 (1)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス) [コミック] / 惣領 冬実 (著); 講...
チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス) [コミック] / 惣領 冬実 (著); 講談社 (刊)

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1500年前後のイタリアに生きた傑物にしてマキァヴェッリの『君主論』に手理想の君主像ともされた怪物、チェーザレ・ボルジア。
狡猾で残忍とされる男に光を当てる物語。

西洋の歴史をある特定の人物を通して描いた話って、これまでにナポレオンくらいでしか読んだことがないのでなかなかに新鮮。
当時のイタリアが小規模勢力乱立の群雄割拠に近い状態だというくらいの知識はあったんですけど、こうしてミクロの視点から当時を覗けるというのは知識として歴史を上っ面からなぞるのとはまた違った楽しみがありますね。

主人公の青年・アンジェロは職人気質の祖父のもとで育てられたせいで世情にものすごく疎くて、そんなんでよく当時の超エリートの集まりである大学には入れたものだと驚いてしまうくらいなんですが、
むしろ誰かから学んで知識を身につけるのではなく自分で考えて知識をものにしていってしまうタイプなんでしょうか。
だとしたら相当な天才だと思うんですが。
革新者というミゲルの評価はなかなかにその本質をついてそうな気がします。

そんなアンジェロの目を通して見えるチェーザレはメディチ家のジョヴァンニ率いるフィオレンティーナ団やフランス団などの学生たちを含めてみてもその素質は群を抜いているように見える。
チェーザレとアンジェロの出会いはふとしたきっかけによるものでしたが、
アンジェロはチェーザレのカリスマ性に惹かれ、またチェーザレも自分のことをしたってくれるアンジェロのことを学生団の枠を超えて気にかけてやってる様子。
才能あるもの同士魅かれあうものがあるのかしらんとも思いつつ、この出会いがどんな相乗効果を生み出してくれるのかなと今からワクワクしていたり。
アンジェロは架空の人物のような気がするのであんまりチェーザレに与える影響はないのかもしれませんが。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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