2011年01月20日

白と黒のバイレ  白き、時の流れに乗せて

白と黒のバイレ 白き、時の流れにのせて (角川ビーンズ文庫) [文庫] / 瑞山 いつき (...
白と黒のバイレ  白き、時の流れにのせて (角川ビーンズ文庫) [文庫] / 瑞山 いつき (著); 結川 カズノ (イラスト); 角川書店(角川グループパブリッシング) (刊)

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マルアスル王国にかけられた呪いを解くことに成功した王太子息女・ブランカだったが、その直後に呪いをかけた当人のマルディシオンと戦い呪いをかけられてしまう。それは人の3倍の速度で若返る呪いだった。それから1年半、12歳の体となってしまったブランカは解呪法を求め、幼い頃から騎士として仕えるセロと侍女のリリアナを連れて隣国フラマ王国へと向かった――という感じのお話。

これは面白かったです。王大使息女として国の利益を一番に考えなければいけないとわかっていてもセロへの好意を捨てされないブランカ。やがて自分以外の誰かに嫁いでいくことになるとわかっていてもブランカへの想いを諦めきれないセロ。身分違いの恋に悩む二人の姿はどちらも応援してあげたくなるものがありました。二人がいい雰囲気になってる時は読んでてすごくドキドキしてしまったり。身分という壁さえなければいいのに、ああもどかしいなぁ。

かと思えば、一方のマルディシオン。魔王と呼ばれて恐れられるほどの魔術の使い手のはずなのに、なんだろうすごくかわいい。たぶん畏怖されてばかりで人の一生を遥かに超える期間を生きてきたからなんだろうけど、どこかずれてる。呪いをかけてきた敵として認識されているブランカの危機に純粋な好意で現われては救い出し、警戒せずにはいられないブランカを前に感謝してもらえなかったとしょげかえる姿は純朴というか空気が読めてないというか・・・。そんな言動がいちいちかわいくて、このキャラもついつい応援したくなってしまうキャラですね。セロとマルディシオン、どちらを応援するべきか。悩ましいところです。

リリアナさんもブランカへの好意を抑えられなくなりそうなセロのお目付役的な立ち位置ですけど、ときに自分のことより他人のことを優先させるブランカに自愛するよう忠告したりなど、要所要所で長年の付き合いだからこその関係が感じ取れてこの人にも好感が持てます。でも肝心なところでブランカに甘かったりするんですけどね。まあそういうときのブランカの描写はとてもかわいいのでついつい甘くなってしまう気持ちはわかりますけどね。

という感じで、この年の差カップル(カップルじゃないか?)の仲が2巻でどう進展があるのか気になりますね。裏ではフラマ王国による陰謀も動きつつあるようですし、魔術バトルがもう少しパワーアップしたりしてくれると嬉しいですね。あとがきによると、この1巻でもビーンズ文庫比ではバトル描写多めだったみたいですけど。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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