2011年01月02日

モンスターコレクション 烙印ゼミナール 1

モンスター・コレクション 烙印ゼミナール1 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 大井 ...
モンスター・コレクション  烙印ゼミナール1 (富士見ファンタジア文庫) [文庫] / 大井 雄紀, 案:安田 均 (著); 7010 (イラスト); 富士見書房 (刊)

bk1はこちら


舞台は六つの属性から成り立つ『六芒世界』。七種の魔法と多様なモンスターが存在する世界で、主人公の少年・アッシュは魔法学園に入学する。そこで一年ぶりに義姉のルファと再会して――という感じのお話。


ヒロインは義姉ですか。いいじゃないですか。素晴らしいじゃないですか。その上、金髪・世話焼きと私の好みのツボを的確についてくるヒロインのキャラ。なんとおいしい作品であることか。

展開としてはオーソドックスなラブコメなのですが、ヒロインが義姉であるというだけで楽しさ倍増ですよ。それまで一緒に暮らしていたとはいえ一年間離れて暮らしていために、再開して早々、人目も気にせず弟のことが心配でたまらない世話焼きお義姉ちゃんモードを発動するルファにニヤニヤ。期待のこもったアッシュの視線を受けて、うっと詰まった挙句しょうがないなと言っちゃうところとか、とにかくこのお義姉ちゃんはニヤニヤさせてくれる人です。家族としての心理的な壁を越えるには至ってないように見受けられるものの、これからの展開に期待が持てそうです。

アッシュはなんというか、言葉遣いは無作法だわ魔法学園に入れられたくせに魔法を全然知らないわで、一体どんな教育受けてきたんだと思ったり。故郷を滅ぼした敵への復讐が第一の目的であるみたいだし戦闘訓練ばかり受けてきたんだろうけど、それにしたってより効率のいい魔法を教えなかった義父は一体何を考えてたのか。ルファは学園でちゃんとやれてることを考えるに、アッシュの方から拒否したのかもしれませんね。魔法の素質はあるんでしょうけど、それでも文字の読み書きすらできない入学時の状態から育成計画を立ててるレム先生も物好きだなとも思ったり。危機に陥った中で抱いたルファのことを守りたいという気持ちは、まだまだ復讐という念願を越え思いになりきってはいないようですけど、一度芽生えてこの気持ちがどう育っていくのか。

気持ちがすれ違ったアッシュとルファが仲直りする過程でのジェイナス先生とパッフェルのフォローは、まあ些細な原因でもめてる相手には確かにそれくらいしてやりたくなる気持ちもわからなくはないけど、当人からしてみればおせっかいが過ぎるよな。若干うざかったりしましたが、役回り的には仕方ない立ち位置なのかも。ジェイナス先生は元々アッシュの義父と組んでいた冒険家であるということなので、かつての仲間の子供(アッシュは実の子じゃないけど)ということで必要以上におせっかいをやいてしまいたくなるのかもしれませんね。

気になるのはプロローグ。あれはいつの出来事なんでしょうね。ラストの戦闘のシーンのようにも思えるし、もっと先の出来事のようにも思える。シリーズのラストという捉え方も可能だろうけど、それだとあまりにも登場人物がこの巻と変わらなさすぎて面白くないので、この巻のラストと期待しておくのがいいんでしょうかね。

ラストでアッシュの未来に不穏な気配が漂いつつありますが、それに唯一気付いてしまったルファはどんな行動に出るのか。でも、そんなことよりお義姉ちゃんにニヤニヤするために2巻が読みたいです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。