2010年11月28日

超鋼女セーラ  センパイと僕の黄金週間[後編]

超鋼女セーラ センパイと僕の黄金週間[後編] (HJ文庫) [文庫] / 寺田とものり (著)...
超鋼女セーラ センパイと僕の黄金週間[後編] (HJ文庫) [文庫] / 寺田とものり (著); Ein (イラスト); ホビージャパン (刊)

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いよいよ開幕した超鋼機武闘会。一戦目に勝利したセーラと茸味の仲は順調に進展していたが、千美絵がクラスメートの後押しを受けて垢抜けた姿を見せたりサァラが恋敵として躍進してきたりでセーラも気が気でない様子。その一方、若草の四姉妹たちがセーラやラヴィニアたちを狙っているようで――という感じのシリーズ第4巻。

ふむふむ、ラヴィニアの過去には結構重たい事情がありそうですね。まあロボ娘であるはずなのに地元の名家である泉州院家の孫娘という立場に納まっている現状が既にただならぬ背景を窺わせるものではありますが、我を忘れたジョオの言動はそこに至る過程において「何か」があったのだろうと思わせるものがあります。本来接近戦が不得手なラヴィニアが今回勝利できたのは、その辺りの事情でジョオが冷静さを欠いていたからなんでしょうけど。

サァラがセーラ達と接し茸味の家で暮らすようになって幸せというものを知りそれを守りたいと決意することは、千美絵にしてみればかっこいいことと映ったようだけど、彼女の生い立ちを考えるとそれも無理ないことのように思えます。ひたすらセーラ達からホジソンドライブを奪取するための訓練に明け暮れて育ったという過去があるからこそ、セーラやラヴィニアや茸味や徳子たちから愛される現在がとても貴重なものに思えるんでしょうね。とはいえ、大切な人たちを守る存在となるという宣言は、平和な日常に身を置いている人からすればやっぱり憧憬の念を抱いてしまわんばかりにかっこいよかったです。この真っ直ぐな気性がサァラの魅力だと思います。ラストでボディにとある機能が装備されてセーラの強敵となったわけだけど、それについてはどうなることやら……。

セーラのターンは今回少なめだったけど、サァラに嫉妬して茸味に対してツンとした態度を取ったり、それに対して茸味がオロオロしながらも必死で謝ったりと、相変わらずニヤニヤさせてくれますね、このカップルは。恋敵なんて意識する必要ないくらい二人の仲は盤石に見えるけど、でも幸せでたまらないからこそふと不安にもなってしまったりするんでしょうね。いじらしいな〜。

若草の四姉妹についてはまだちょっとよくわからないことが多い。ホジソンドライブを狙ってるようだけど、その目的は不明だし……。まあとりあえず四女のエイミーは性格が悪い、これは間違いないでしょう。セイジは素のエイミーを知らないんだろうか。セイジもなんで彼女たちと近しい間柄になってるのかがまだわからないし、このあたりは次巻以降で明らかにされる時を待つことにしましょう。

そんな感じで、恋にバトルにちょっとずつ進行。5巻でもロボ娘たちにドキドキなストーリーに期待ということで。でもその前に、番外編『超鋼聖女べッキー』の方に寄り道することにします。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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