2010年10月30日

いつか天魔の黒ウサギ 4  夜逃げの生徒会室


いつか天魔の黒ウサギ4  夜逃げの生徒会室 (富士見ファンタジア文庫)

いつか天魔の黒ウサギ4 夜逃げの生徒会室 (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 鏡 貴也
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2009/07/18
  • メディア: 文庫


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失踪した遥の行方を追って異世界に向かう大兎たち。どうやら遥はエルフの世界に連れ去られたらしい。だが、≪軍≫から派遣された管理官はこの件から手を引けと言い出して……。その男は七代前の生徒会長だというのだが!?――という感じのお話。

そろそろ大兎が優柔不断すぎるんじゃないかと思えてきました。そりゃ、遥との付き合いは長いし命を引き換えにしてもいいほどに大兎のことを好きだと知らされたのもあるんだろうけど、でもだからって、前の巻でヒメアにその力の大半を失うという対価を払わせてまで生き返っていながらそれでも遥との間で迷ってしまうというのはどうなんだろう。ここまで優柔不断だとヒメアがかわいそう。それ以外はだいたい面白かったんだけど、ここだけはどうしても気にいらなかった。

ヒメアのかわいさは相変わらず絶好調で。敵を殺す気満々だったところで大兎に後ろから抱きしめられたときのリアクションのかわいさといったら……!しかも殺すつもりだった敵もそのまま放っておいちゃうのがさすがというか。デレ時のヒメアのかわいさは異常。まあ登場シーンの大半でデレてると言っても過言じゃないくらい終始大兎にデレっぱなしなんだけども。今巻は前半で珍しくツン期がきてただけにそのギャップがすごくよかったです。

月光にいいように使われてて影が薄くなってた感のある≪軍≫も黒守の登場で食えない組織なんだなと思えてきて。≪教会≫にも乗り込んだりしてるのを読むにこの物語の世界はどこまで広がっていくんだろうなと期待が高まってくる。設定とか伏線とか全部出そうとしたら相当な巻数が必要になりそうだけど、大兎も魔獣と契約したり武器を手に入れたりとRPGみたいにちょっとずつ強くなっていってくれそうなので楽しみです。強さランク的にヒメアの地位がどんどん下落してそうなのは悲しいけど、そこは大兎や月光の成長に期待ということで。あと、セルジュとハスガはあのまま仲間になったりとかそういう展開なんだろうか。≪軍≫や≪教会≫を相手にしていくならそれなりに仲間は必要に思えるけど。

そんな感じで、話の終着点は見えてきたような気もするけど、まだまだそこに辿り着くまでには時間が掛かりそうなのでじっくり進んでいってほしいですね。

posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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