2010年10月07日

カンピオーネ! Y  神山飛鳳


カンピオーネ! 6 神山飛鳳 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

カンピオーネ! 6 神山飛鳳 (カンピオーネ! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 丈月 城
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/03/25
  • メディア: 文庫


bk1はこちら

祐理の妹で媛巫女見習いの万里谷ひかりから悩み事を相談された護堂たちは、彼女の不安を解消してやるべく正史編纂委員会に掛け合い日光へと向かうことになる。そして、護堂はそこで中国からやってきた魔王・羅濠と激突することとなる。という感じのお話です。


これまででも自信を持って他人に勧められるくらいに面白い作品だと思ってたけど、さらに面白くなれるのか! 読み終わった後はその日一日中呆けてしまうくらいに面白かった。なんだこれは? 半端ない面白さだった。ここまで面白いと思った作品はどれくらいぶりだろうか。自分の中で他の作品を押しのけて別格の地位に着いたのは間違いない。

まずもう最初からクライマックス。初登場の魔王であるジョン・プルートー・スミスがまつろわぬ神・レヴィアタンと戦うんだけど、こいつがまたキザったらしくて、おいしいとこばかり持ってく奴なんだよなぁ。それでも憎めないのは、こいつならなんとかしてくれると思わせる風格があるからだよな。ぶっ飛んだキャラが多いカンピオーネたちの中ではかなりまともな部類だし、英雄視する市民がいるのもわかる。
と思ってたらあのオチ。もうね、笑うしかないです。

その話がめぐりめぐって護堂の関与する事態になっていく過程でも、新キャラがワールドワイドにバンバン出てくる。そいつらもそれぞれ設定がけっこう詰められてそうで気になる気になる。特にアレクとアリスの昔話は短編か何かで読んでみたいところ。本編に入る前からどれだけワクワクさせてくれるんだと。

今回新ヒロインっぽいキャラといえばひかりだけど、さすがにまだ陥落ちないか。とはいえ、早速フラグは立ってるのが護堂の女殺したるゆえんか。それにしても、エリカや裕理たちみたいな護堂がカンピオーネであることを知るキャラたち以外だと護堂の周りは全くと言っていいほど女っ気がないように感じてたから、女殺しはカンピオーネになってからのものかと思ってたら、そっちの素養はもっと前から開花してたんですね。まあ近しい人には男女問わずすごく親身になって接する奴だからモテないはずはないんだけど、それにしてもあれは……。さすが、あの祖父にしてこの孫ありか。護堂さんぱねぇっす!
リリアナの賭けは期限があるから微妙だけど、でも護堂のことだから陥落すのは間違いないと思ってよさそう。ただ、この賭けってリリアナが勝ってもエリカや裕理が黙ってるとは思えないんだよな。リリアナもエリカを脅かすような成長を見せてくれそうな予感もさせてるし、女の戦いも余談を許さない情勢になりつつあるか?

そして今回護堂が戦うことになった翠蓮さんなんだけど、この人がまたこれまで出てきたカンピオーネの中でも一番ぶっ飛んでるときた。己の武に絶対の自信を持つというのは武術家として決して間違ってはいないんだけど、彼女の場合いきすぎですわな。これほど魔王の呼称がよく似合うカンピオーネが他にいたか。カンピオーネとなって人を超越した力を有するようになったから、ていうこともあるのかもだけど。うーん、この人の過去も気になるなぁ。
それはそれとして、この人とのバトルはこれまでで一番迫力があった。手加減なんてしてる余裕もなくて次々と権能を繰り出していく護堂とそれを真正面から叩き潰していく翠蓮さんと。力と力のぶつかり合いという感じで読んでるだけで心が躍った。翠蓮さんの胸を借りる感じの戦いだったとはいえ、護堂はホントに善戦したと思う。1巻のときと比べるとかなり強くなってるんじゃないかな。
あと、翠蓮さんはその微笑の破壊力もやばかった。普段はツンと澄ました表情なのに相手が強ければ強いほど魅力的な笑みを浮かべるようになるって、なにその設定やばい。実際に微笑してるシーンの挿絵を見た時は一瞬クラッとした。なんて危険なキャラ。

そういえば、戦いの中でドニとの戦いのことにもちらっと触れられてて、これも気になるなぁ。護堂はどうやってドニに勝ったんだろう?

そして話は7巻に続く、ですか。敵もかなり有名な神様だし、これはまた要注目のバトルになりそうでワクワクします。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 19:51| Comment(5) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
カンピオーネ!の感想を書かれているサイト巡りをしていたら辿り着きました。
早く7巻のコメントもお願いします。

楽しみに待っております。
Posted by KiG at 2010年11月02日 21:27
>KiGさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
7巻の感想も期待していただきありがとうございます。
私としても早く書いてしまいたいところではあるのですが、なにぶんその前に読み終えて感想を書けていない作品が山のように控えておりまして……。
年内に書けるかどうかも怪しい状況ではありますが、それまで辛抱強く待ち続けて下さるのであればそのときにでも楽しんでいただければ幸いです。
いたってのろまな人間がマイペースにやっているもので、すいませんと言うほかないです。
Posted by 青山尚之 at 2010年11月03日 12:21
細かいことですがドニとの結果は引き分けじゃなかったですかね?
Posted by 通りすがり at 2011年03月26日 21:52
>細かいことですがドニとの結果は引き分けじゃなかったですかね?

あれ、そうでしたっけ?
この辺りちょっと記憶が曖昧になってまして・・・
既刊が今手元にないので後日確認してみます。
Posted by 青山尚之 at 2011年03月27日 00:03
確認してみましたが、確かに引き分けとなってましたね。
その後のドニの態度はアテナに近いものがあるし、護堂って格上の相手でもなんだかんだで勝ちを収めることが多いので、いつのまにやら勝ったものだと思いこんでました。
ご指摘多謝!
Posted by 青山尚之 at 2011年04月02日 22:29
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