2010年08月12日

赤き月の廻るころ  紅蓮の王子と囚われの花嫁


赤き月の廻るころ  紅蓮の王子と囚われの花嫁 (角川ビーンズ文庫)

赤き月の廻るころ 紅蓮の王子と囚われの花嫁 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 岐川 新
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2009/04/01
  • メディア: 文庫


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隣国ブロウの不穏な動静を掴んだロクソンは第二王女であるレウリアをスパイとして派遣することにした。侍女として無事に潜入を果たし内情を調査するレウリアだが、宮殿で謎の病が流行しだして――という感じのお話。


微妙だったかな。ラストは予想通りでありながらもドラマチックですごくいい終わり方でした。ただ、そこにいたるまでにジェラールとの因縁や魔術を使えるという設定などが上手く活かしきれてなかった印象。この一冊で完結してる話なだけに、どうにもモヤモヤ。

王女様がスパイになるのにはちょっと不自然さを感じましたが、序盤の展開でもあり受け入れないと何ともならないのでスルー。でも、「流行病」の原因解明とその解決のためにあそこまで尽力するのはちょっとやりすぎではないでしょうか。あなたは今王女じゃなくて一介の侍女に過ぎないんですよと。その上正体を疑われてるジェラールの頬を張ってまで協力を求めたりとか。もうね、あなた正体隠す気ないでしょうと。お目付役のグレイグは途中で心労のあまり倒れてもいいレベルだったと思います。

前半はそんな感じでツッコミどころ満載でしたが、実際捕まってしまってからの展開はなかなかよかったです。ジェラールが第一・第三王子を追い落として嫡子となっていく過程はもう少し描いてほしかったと思わないでもあいませんでしたが、俺様キャラらしいジェラールの立ち回りはかっこよかったです。つまるところ、ジェラールがのし上がって妃まで手に入れるという独り勝ちなお話だったのかなと。グレイグが報われなさすぎて泣けてきますが、そこはイケメン俺様キャラの特権ということにしておきましょう。

そんな感じで、少女向けレーベル作品の開拓第一弾でした。続きもあるみたいなんですけどどうしたものやら。まあそれはともかく、こっちのレーベルにも好みの話がけっこうありそうなので、今後もちょくちょく読んでいきたいです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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