2010年05月04日

零と羊飼い


零と羊飼い (一迅社文庫)

零と羊飼い (一迅社文庫)

  • 作者: 西川 真音
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2008/05/20
  • メディア: 文庫


bk1はこちら

巨大な隕石が接近し、地球は滅亡の危機を迎えていた。その危機を打開する唯一の手段として集められたのはレス系と呼ばれる超能力を有する少年たち。その中から一人が犠牲になれば地球の破滅を免れることができるという。一体誰が犠牲になるのか?その決定は当事者である少年たちに委ねられることとなった――という感じのお話。


以下、酷評ですのでお気を付け下さい。致命的なネタばれも含まれてます。
うーん。なかなかにコメントしづらい作品でした。あらすじを読んで殺伐とした展開や悪意がむき出しになった展開を期待していたのですけど、読んでみたらかなり綺麗な話で、むしろ感動もできる?ような展開でした。最初からそういう雰囲気を期待していればそれなりに楽しめたと思うのですけど、期待外れだったかなーという感は否めません。

場面が変わるたびに時間の表記があるのは、時間が行ったり来たりしてるのがよくわかるので助かりました。ただし、グリモアリスシリーズでも思いましたけど、慣れたら気にしないことにした方がテンポ良く読めるかなと。

ラストの展開は賛否両論あるのかなーと思いましたが、個人的にはあれは超展開だよなと。個人的な考えなのですけど、物語は物語として終始してほしいのです。境界線を乗り越えて現実世界とリンクするようなまねはてしてほしくなかったです。それと、スィフルの能力が都合よすぎます。何の前触れもなく現われて自分のペースで物語のオチを作り出してしまう。それはあたかも物語の外部から侵入者がやってきてストーリーをかき乱してしまったようで。この手法は反則ではないかと。全部なかったことにしてしまうのなら、この物語は一体何だったのか。物語に登場した人物がしたこと、考えたこと、それらは彼らの中に全く残っていなかったことになってしまったのではないか。つまり、彼らは最初から存在しなかったも同然ではないかと。

そういえば、最後に注があって気付いたのですけど、この作品には原作のゲームがあったのですね。この作品を読んだ限りではそっちのほうにまで手を出す気にはなれませんでしたけど。


とりあえず、感想はこんなところで。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 15:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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