2010年05月03日

ガジェット 2.終末時間 PLANTIUM GIRL


ガジェット  2. 終末時間 PLATINUM GIRL (角川スニーカー文庫)

ガジェット 2. 終末時間 PLATINUM GIRL (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 九重 一木
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2009/11/02
  • メディア: 文庫


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<壊体者>の果実を“傷(ペイン)”に食わせて無限舞台から抹消させた翔だったが、それでこの舞台が終わるわけではない。<角笛を吹く精霊>は“傷”の能力を危険視し、より慎重な手段で翔を排除するために<創造者>と<心配症>を送り出した。時を同じくして“雑音(ノイズ)”の切り札・ディンタニアも協力を求めて翔に接触を図ってくる。翔が無限舞台に巻き込まれたのは果たして偶然だったのか、それとも……?――という感じのお話。


いやー、色々と衝撃的な内容でした。物語の展開自体が混迷度を増していく中で翔の過去も少し明らかになって、そしてそれ自体がかなり衝撃的で。もうとにかく引き込まれっぱなしでした。新人で、しかも2巻にしてすでにこの勢いというのは本当にすごいなーとただただ驚くばかりです。これはおススメですね。

色々ありすぎてもう何から書いていいのかわかりませんが、とりあえず翔のことから。まだまだ流されてる感じが抜けてないけど、選択を迫られていく中でちょっとずつ自分の気持ちというか方向性というかを確かにしつつ成長していってるのかなと思っていたら、最後に一転して落とす展開。“夢を見続ける神(ラガジュ=ディア=レルガゾライ)”から“傷”を預けられたのは「こんな世界終わってしまえ」という思いが届いたのか、はたまたほのかの兄だったからか。真実を知ったことが今後の展開にどう影響してくるのかというのは気になるところですね。

真白は相変わらず脳内ピンク色で、自分がクラスメートの男子からどれだけ想いを寄せられてるかなんてお構いなしに、というより気付きもせずにいつも翔のことばっかり。これはもう<心配症>が一押ししてやるだけで暴動が起きてもおかしくないですよね。まあ読者視点でいえば、恋する女の子っていいですよねーで済んでしまうところですが。

黒乃は、翔にキスするときに真白に嫉妬するためとか何とか言ってましたけど、自分がしたかったからではないかと思ったのは私だけですか?というよりその前から真白に嫉妬してるように思えたのは考えすぎでしょうか?

ディンタニアとは1巻の出会いのシーンから翔との共闘もあり得るのかなと思っていたのですけど、少なくとも友好的な関係は望めなさそうですね。ディンタニアは“雑音”の切り札であって、“雑音”の意思ではなかったのだなーと。そうなると、名前だけ登場してきた「博士」という人物が気になってくるところです。彼(彼女?)が“雑音”の中でどれほどの影響力を持っているのかはっきりとはわかりませんが、物語の上で結構重要なキャラなのではないかと予想。

<角笛を吹く精霊>についても、人間味のあるところが見れて少し認識が改まりました。“精霊”の一柱として人間よりも他の“端末(ガジェット)”よりも高いところから他人を見下していると思っていたのですけど、彼もまた舞台上の悩める役者の一人に過ぎないのだなと。こういうところに無限舞台というシステムの抱える矛盾を感じてしまいますね。そう考えると、この物語を通してこのシステムに何らかの変革が生じることはこの世界にとって必要なことなのかもしれませんね。


以上で感想終わり。続きもすぐにでも読みたいところです。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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