この時期に読むのはアニメ化したから読みだしたと思われそうで嫌なのですけど、読みたいときに読みたいものを読んでるだけなので別にいいかなというわけで読んでみました。
魔法の授業で力を制御できずにまたしても絢子の服を吹き飛ばしてしまった阿九斗。魔法の制御に必要な精神を鍛えるために収用房で修業することになったのだが、そこで一枚の宝の地図を見つける。初めは信じていなかった阿九斗だが、宝を探しに行った生徒たちが次々と負傷して帰ってくるのを見て何かあると考え、宝探しを禁止した。そして阿九斗が生徒たちを代表してその宝を探しに行くことになり――という感じのお話。
1巻の時のような軽快な学園ドタバタ劇の雰囲気を多分に残しつつも、魔王の遺物や学園の外に敵キャラっぽい怪しげな人物が登場したりなど、話のスケールが広がってきてだんだん面白くなりそうな予感がします。
順調に当初の目標から逸れまくっている阿九斗ですけど、もうこのまま本当に「魔王」になってしまえばいいかと。誤解と成り行きからそっちの方面に流されてる感じではありますけど、目の前の問題を乗り越え続けていたらいつの間にか魔王になっていた、というのであればそれはそれでありでしょう。魔王=悪の帝王というわけでもなさそうですし。生徒会長には間違ってると言われてましたけどそれは体制側からの視点でしょうし、反体制派っぽくはあるけど、その辺りはまだ学園の外の様子がよくわからないので善悪どちらにも転がれそうな展開ですね。
今回はそれほど活かされてなかった気がしますが、魔術のタイプが8タイプという設定はバトルの幅が広がりそうで期待できるポイントですね。それはそうと、阿九斗のマナ量は桁外れなわけですけど、これは何か理由があったりするのでしょうかね。孤児ということで色々勘繰れそうですけど。
短めですが今回の感想はこんなところで。続きも早く買ってきて読みたいです。
2010年04月30日
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