2010年04月17日

蒼月のイリス


蒼月のイリス1 (MF文庫J)

蒼月のイリス1 (MF文庫J)

  • 作者: 星家 なこ
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/03/25
  • メディア: 文庫



≪一色≫
それは王の位を表す称号。その名を冠する者にはあらゆる願いが叶う万能の力が与えられるという。
高校一年生の桐生慎太郎もその名を争う一人であった。だが戦う覚悟が決まらず、襲いかかってきた相馬香澄からもただ逃げるばかりであった。その最中、慎太郎はイリスという名の少女と出会う。イリスは慎太郎を王にしてやると言う。そして、慎太郎たちの前に絶対強者・新堂遊馬が現れる――という感じのお話。


あらすじはとっても面白そうでしたし、口絵もキャラ紹介とか見てるだけで期待が高まってくるイラストだったんですけど…。

登場人物がほぼ全員残念なキャラでした。主人公である慎太郎に戦う覚悟ができていないかと思えば香澄もできていないせいで前半のバトルはグダグダ。イリスはエロネタを連発してるせいで何しに来てるのかよくわからない。遊馬も強そうに紹介されてたわりに言動や戦い方が二流以下。などなど、本人たちはいたって真面目なはずなのにツッコミどころ満載なお話でした。

慎太郎が覚悟を決めてからは多少まともになったのですが、それでもラッキーパンチで勝ってしまったのはいただけません。確かに突然強くなるなんてありえないけど、とはいえもう少し主人公の強さを見せてほしかったです。「停眼」の能力も何がどうすごいのかよくわかりませんでしたし。時なんか止めなくても動体視力がよければ見切りは可能なはずですし、そもそも時を止めなければいけないのは次の行動をシミュレートするために時間が必要だからであって、つまりは戦い慣れれば必要のない能力になってしまうことは目に見えてます。しかもそうそう連発できるものではないとなれば、自分よりはるかに強い敵を相手とするときには全く役に立たないということではないでしょうか?

新堂遊馬についても、慎太郎が何発も攻撃を喰らおうと踏ん張っていたにも関わらず、パンチ一発で足にきてしまったのはちょっと展開として都合がよすぎないかなと。今回は慎太郎のことを甘く見てたということもあったみたいですけど、絶対強者という肩書きに見合うほどの強さを見られなかったのは残念でした。この巻だけだと遊馬が数人を相手取って勝利を収めたという「世界の半分」も実は全然たいしたことないんだなという印象を抱きました。となると、「世界の半分」がその強さを伍するという当代一色もそんなに強くはないのかなということまで考えてしまったり。「世界の半分」が一色に匹敵するのは実は構成員が全員そろったときとかそういうことなのでしょうか?


とにもかくにも、色々ありすぎていちいちツッコミきれないのでこのあたりで。
posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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