2010年03月30日

空ろの箱と零のマリア 3


空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)

空ろの箱と零のマリア〈3〉 (電撃文庫)

  • 作者: 御影 瑛路
  • 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
  • 発売日: 2010/01/10
  • メディア: 文庫



「お前、“O”と関わってるだろ?」
それは日常を外れてしまった者にしか口にすることはできない言葉。醍哉はその言葉を口にしてしまった。
気付けば一輝はマリアともども『王降ろしの国』というゲームに巻き込まれていた。
「――意味のない、殺し合いをしようぜ?」
果たしてこのゲームから抜け出すことはできるのか――という感じのお話。


やばい。すごく面白い。ゲームクリアのために騙し合い、殺し合っていく様子にすごく引き込まれる。一人目の死者が出てしまった時に絶望感も味合わされるのですが、それによってどんどん殺し合いのゲームの進行が加速していく様子など、狂気の演出が本当に上手いと思わされました。一気読み推奨。一度目は誰がどの役職なのか推理しつつ、二度目では誰がどこで嘘をついているかを確かめつつ楽しめる作品。これはおススメ。

とはいえ、この次からが本当のゲームスタートのようで。つまりはこの巻は1冊まるまる使ってゲームの説明に充てたということになるのでしょうか。何はともあれ、あの一色即発なメンバーの中で後がない状況をどう切り抜けることになるのか。今からすごく楽しみです。

会長さんぱねぇ。超人じゃないって言ってますけど、できる人とできない人の差はその集中力から生じるものだと思いますよ?その気になればマリアをも超えれるとなると、敵に回してはいけないキャラですね。このゲームから脱出できた後で悠里との関係がどうなってしまうのかというのも気掛かり。一番影響を受けるのはどう考えてもこの二人ですけど、クソビッチ呼ばわりまでしてしまうともう関係修復は難しいのかもしれませんね。

醍哉の言う退屈はわからないでもないですね。私も時々何をしてもつまらないと感じてしまうときがありますから。そういう時には本当に生きていく気力すらなくなってしまう。あの気分をどうにかできるなら“箱”を拒む理由なんて思いつきません。その願望から生み出される力が所詮暇つぶしに過ぎないのなら虚しさも感じてしまいますけど。ずっとこのゲームをし続けて過ごすなんてことは考えられないけど、醍哉も多分しばらくの間の退屈しのぎくらいにしか考えていないのでしょうね。本当に、退屈は人を殺すものだと思います。

それと、あとがき中のあらすじのそういう話じゃねぇから度が半端ないですwそういう展開もあるかもしれないと思わせる要素はあるんですけどね。


という感じで感想終了。いいところで終わってしまいましたし、続きがとても気になります。


posted by 青山尚之(あおやまたかゆき) at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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